王子駅前再開発 2棟27万m2に2千戸 27年度着工
東京
イメージパース(北区資料より)
北区の王子駅前地区で市街地再開発事業を計画する準備組合と住友不動産は、約2000戸の住宅をメインとした51階建て2棟・総延べ床面積約27万平方㍍の施設建築物を建設する。また、区域内を流れる石神井川に橋梁を架ける他、隣接地に北区が建てる区役所新庁舎などとデッキレベルで接続させて回遊性を高める。27~33年度の工事と34年度の全体供用を予定している。「王子駅前地区再開発計画」と題して東京都へ提出した環境影響評価調査計画書の中で明らかにした。
事業区域は北区王子1丁目・堀船1丁目各地内の面積約2万6000平方㍍。JR京浜東北線や東京メトロ南北線が乗り入れる王子駅に近接し、交通利便性の高い場所だ。面積約1万7600平方㍍の敷地が石神井川を挟んで北側(王子1丁目)と南側(堀船1丁目)に分かれていて、北側にはレジャー施設などがあり、南側は王子駅の南口ロータリーになっている。
区域の北東側に隣接する国立印刷局王子工場用地の一部には、北区が区役所新庁舎の建設を計画。基本設計を進めている段階で、33年の開庁を見込む。
事業では、貫通通路を設ける形で北側敷地を西街区と東街区の2街区に分け、それぞれに鉄骨造・鉄筋コンクリート造地下2階地上51階建てで高さ約190㍍の施設建築物を建てる。個々に見ると、西街区の施設建築物は延べ床面積約16万5000平方㍍で、約1050戸の住宅や商業施設、ホテル、事務所、駐車場などを配置する。一方、東街区の施設建築物は延べ床面積約10万5000平方㍍で、約950戸の住宅や駐車場などを置く。
駐車場は各街区の施設建築物の地下2階~地上1階に自走式と機械式で設置。西街区の約490台、東街区の約310台で合計約800台を収容できるようにする。
南側敷地には南口駅前広場を整備するとともに、石神井川に橋梁を架けて北側敷地とつなぐ。北側敷地のうち西街区の明治通り沿いにも広場を設ける。歩行者動線はデッキ階と地上の2層とし、デッキレベルについては西街区と区役所新庁舎を接続させる他、西街区と東街区も行き来できるようにする。
27年度第3四半期に解体工事をスタートし、まず東街区の本体工事を28年度第2四半期から行って、32年度末の完成と33年度の供用開始を目指す。西街区の本体工事は28年度第3四半期に着手。同時並行で橋梁や南口駅前広場、貫通道路の工事も進め、33年度末までに完了させて34年度の全体供用につなげる。
日建設計(千代田区)が環境影響評価調査計画書の作成に当たった。
