多摩モノ延伸 新駅2カ所で駅舎デザインコンペ 賞金50万円

東京

駅のイメージ

 東京都都市整備局は多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸で、新たに設ける駅のうち2カ所を対象とする駅舎のデザインコンペを開始した。建築家やデザイナーをはじめ幅広い人たちから作品を受け付ける。5月22日までのエントリーに続いて同月29日を期限に作品の提出を求める。2次にわたる審査を経て駅ごとに受賞者を選んで12月に結果を発表。それぞれに賞金50万円を贈る。受賞作品の実現可能性を検討した上で都が主体となって設計を行うことにしている。  多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸は、現在の終点に当たる東大和市上北台1丁目地内の上北台駅から新青梅街道を西方に進み、武蔵村山市内を通過して、瑞穂町箱根ケ崎地内のJR八高線・箱根ケ崎駅付近に達する延長約7055㍍。新青梅街道の拡幅で設ける中央帯などを利用して、高架の複線軌道と7カ所の駅(仮称No・1~7駅)を新設する。建設費は約1290億円で、26年度から工事に入る見通し。30年代半ばの開業を目指している。  駅舎を巡っては、25年3月策定の「多摩のまちづくり戦略」で、まちの象徴となるようなデザインにするとの考え方を提示。これを受け、25年6月に有識者や地元市町、多摩都市モノレール会社を交えた「駅舎デザイン検討会」を設置して、まちづくりの方向性や地域の資源を踏まえたデザインコンセプトなどを練っていた。  デザインコンペの対象は、7カ所の駅のうち武蔵村山市内の「No・3駅」と瑞穂町内の「No・6駅」の2カ所。ともに多摩都市モノレールの延伸を契機としたまちづくりが地元自治体で進展しており、7カ所の中でも主要な駅に位置付けている。  コンペの実施に当たり延伸部全体と2駅のコンセプトを策定。具体的には延伸部全体で「沿線でつながる空と狭山丘陵の緑の広がりや、地域の良さが人の五感に響く」を掲げた上で、No・3駅は「様々な施設が集まる沿線の核としての風格を備え、賑わいや楽しさを感じる」、No・6駅は「狭山丘陵の風景と調和しながら、未来を感じさせる」ものにするとしている。これらの理解に加え、審美性や独創性、景観・環境、実現性、メンテナンス性の面から作品を審査する。  5月29日に作品の提出を締め切った後、7月に1次審査の結果を通知して9月にホームページ上で公表。10月に2次審査を行って、12月に最終審査の結果をホームページで公表する予定だ。1次審査の結果を公表する際には、「駅舎デザイン検討会」が作成する他の5カ所の駅舎デザイン案も公表して都民などから意見を募る。  デザインコンペの事務局は3月19日まで山下PMC(中央区)が、3月20~31日は都市整備局の多摩まちづくり政策部が担当。4月以降の問い合わせ先などは3月下旬にホームページで示す。