飯田橋駅周辺基盤 歩行者デッキ等1期を来年度調査

東京

歩行者デッキ等の整備計画図

 飯田橋駅周辺で計画されている都市基盤施設のうち、歩行者デッキなどの第1期区間の整備が動き出す。東京都と千代田・新宿・文京の3区、鉄道事業者が3月までに資金の手当てや整備に関する協定を結ぶなどして、2026年度に調査がスタートする見通し。27~28年度の設計、29~34年度の工事が予定されている。  飯田橋駅周辺は千代田区と新宿区、文京区の区境に位置し、鉄道5路線が結節する他、飯田橋交差点で幹線道路3路線が接続する交通の要衝。ただ、鉄道駅や歩道橋、地下の乗り換えコンコースなどが混雑して分かりにくく、バリアフリー動線にも課題がある。複数の地区で再開発の検討も進んでいる。  こうした状況を踏まえ、都と3区、鉄道事業者による会議が25年7月に基盤整備の計画を策定。整備項目や事業スケジュールなどを整理するとともに、駅周辺の開発事業からの協力金や補助金で都市基盤施設を一体的かつ効果的に整備する仕組み(共同貢献スキーム)を構築するとした。  共同貢献スキームを巡っては、25年10月に要綱を制定。都と3区が執行管理役を務め、協力金を受領して都市基盤施設の整備に充当する「まちづくり主体」と、実際の整備などに当たる「基盤整備主体」を選んで取り組むとしている。  整備に向けて動き出す歩行者デッキなどの第1期区間は、飯田橋交差点に面した文京区とJR飯田橋駅周辺を結ぶ格好。3月までにまちづくり主体の選定や第1期区間の調査に関わる個別協定の締結などを済ませ、4月以降に調査を始める。調査の成果を基に27年度から設計を行って、29年度の着工に備える。  歩行者デッキなどは第1期区間にとどまらず、新宿区~JR飯田橋駅周辺と新宿区~文京区の2区間にも整備して、最終的には飯田橋交差点の周囲をつなぐ。2区間の整備時期は現時点で未定となっている。  基盤整備の計画では歩行者デッキなどの第1期区間と並行して、JR飯田橋駅東口周辺の整備やA2出入り口付近の駅前立体広場の整備も明示。千代田区がこれらを含む「飯田橋駅東口新整備構想」の改定を進めている。