26年度の高卒採用選考期日を決定 求人票公開日は前倒しせず
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厚生労働省は2月16日、高等学校就職問題検討会議を開き、2027年3月に高等学校を卒業する学生の採用選考期日を決定した。厚労省は、文部科学省とともに高校求人票の公開時期の前倒しを検討していたが、地方自治体、企業・学校関係者の否定的な意見が多く、前倒しは行わない。例年通りの日程となる。
6月1日からハローワークで求人申込書を受け付け、7月1日に企業から学校への求人申し込みの受け付けと学校訪問を開始する。学校から企業への生徒の応募書類提出は9月5日(沖縄県は8月30日)に開始。企業による選考開始と採用内定開始は9月16日からとなる。
政府の規制改革推進会議は24年12月にまとめた答申で、生徒による企業研究の時間が少ないために、企業と求職者とのミスマッチが生じ、早期離職やモチベーション低下を招いていると指摘。高校求人票の公開時期の前倒しを検討するよう求めていた。
これを受けて、高等学校就職問題検討会議が調査を実施した結果、全都道府県のうち、31団体は前倒しに否定的で、肯定的だった都道府県は8団体にとどまった。企業関係者は64・1%、学校関係者は63・4%が「前倒しは不要」と回答。そのため、現行の7月1日を維持することに決めた。
一方、前倒しを支持する団体から上がった、教員の負担軽減や生徒の企業研究時間の確保が重要といった意見にも配慮するため、求人票のデジタル化に取り組む。求人票のPDF化を27年度卒業生から先行して適用し、32年ごろには高卒求人情報などを提供する「高卒就職情報WEB提供サービス」内で、高卒就職手続きをデジタル化した新システムをリリースする予定だ。
