川崎市 北庁舎利活用 休日急患診療所と看護大学院を移転検討

神奈川

川崎市役所北庁舎。全体の改修には約30億円を見込む

 川崎市健康福祉局は、川崎市役所北庁舎(旧第4庁舎)の活用策として、川崎・幸休日急患診療所と川崎市立看護大学大学院校舎・看護大学講義室を移転・複合化する方針を示した。2027年度以降に方向性の策定や設計、改修などを行い、31年度に休日急患診療所の供用開始を目指す方針だ。  北庁舎(川崎区宮本町3ノ3)の規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ6901平方㍍。敷地面積は2382平方㍍で、10台の駐車場がある。1990年度に竣工した。事務室やホール、会議室、体育室などがあり、現在は文書の一時保管場所などとして暫定活用している。  完成から築35年が経過しており、一部に漏水やひび割れ、排水管の劣化などが見つかっている。これら劣化箇所の修繕が必要となるものの、躯体自体には著しい劣化はない。  移転を実施した場合、北庁舎の地下1階は会議室、倉庫、1~2階は休日急患診療所、3~4階は看護大学大学院と看護大学講義室として活用する。5階にある体育室については、引き続きスポーツ施設として民間活用などの検討を行う。  北庁舎全体の改修費用には、設備更新に約20億円、内装工事で約5億円、設計・監理に約2億円がかかる見込みで、全体の概算事業費は消費税込みで約30億円。  川崎休日急患診療所(川崎区富士見1ノ1ノ1)は、鉄筋コンクリート造6階建て延べ945平方㍍で、築45年が経過。幸休日急患診療所(幸区戸手2ノ12ノ12)は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ674平方㍍。築49年が経っている。両施設ともに老朽化しており、駐車場がそれぞれ2台と6台で限られている。  両施設を現状と同程度の規模で建て替えた場合、川崎休日急患診療所は約13・5億円、幸休日急患診療所は約7・5億の費用がかかる想定だ。集約化により、年間約2000万円のランニングコストの削減を見込む。  市は、北庁舎への休日急患診療所の移転について、3月19日までパブリックコメントを実施し、4月に市民意見をまとめる。26年度からは活用用途に合わせたレイアウトや移転に向けた調整を続ける方針。