第2期エリアの工事、2026年度に本格スタート 区部下水道の枝線再構築

東京

枝線再構築エリアと平均経過年数。東京都下水道事業経営計画2026(案)より

 東京都下水道局は区部下水道の枝線再構築で、2026年度に第2期エリアの工事を本格的にスタートさせる。30年度までの5年間に、第1期エリアの未実施分と合わせて面積ベースで3400㌶の枝線を再構築する計画だ。第2期エリアを所管する下水道事務所が過年度から進めてきた調査・実施設計に基づいて工事を発注していく。  区部下水道の枝線再構築は整備年代から三つのエリアに分けて実施する。道路交通や生活への影響を最小限に抑えるため、道路を掘らずに管渠の内側からリニューアルする内面被覆工法を活用している。  現在、整備年代が最も古い▽芝浦▽三河島▽砂町▽小台―の都心4処理区・約1万6300㌶(枝線延長約4600㌔)を対象とした第1期エリアで進めていて、25年度までに面積ベースで約8割の工事を終えた。29年度の完了を目指している。  これに続く第2期エリアは、区部の西側に当たる▽新河岸▽落合▽森ケ崎―の3処理区・約2万7700㌶(枝線延長約7300㌔)が対象。北部、西部第一、西部第二、南部の4下水道事務所が所管している。  下水道事務所ごとに取り組みの状況を見ると、北部は所管区域の調査設計を2件委託。これらを踏まえ「豊島区目白四丁目、西池袋三丁目付近」などの工事に向けて8件の実施設計を進めてきた。西部第一も調査設計2件と「中野区若宮二、三丁目付近」などの工事に関わる10件の実施設計を行っている。  西部第二は調査設計4件と「板橋区蓮沼町、清水町付近」などの工事に備えて3件の実施設計を委託。南部は調査設計1件と「世田谷区下馬三、四丁目付近」などの工事のため3件の実施設計を委託済みだ。  第1期エリアは枝線を敷設した道路の幅員が広く、沿道にはオフィスビルなどが立ち並んでいる。これに対し第2期エリアは道路の幅員が比較的狭く、沿道の多くを住宅地が占めるなど施工条件が異なる。  このため24年度に試行工事を2件発注した。具体的には三木田興業が「豊島区長崎五、六丁目付近再構築工事」(工期12月まで)、イチグミが「豊島区南長崎三、四丁目付近再構築工事」(工期27年1月まで)を担当。これらから第2期エリアでの施工上の課題などを整理して、26年度から本格実施する工事の円滑化に役立てていく。

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