愛知県 新がんセンター整備 PFIアドバイザリー業務進める

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 愛知県保健医療局は、2026年度当初予算案に「新がんセンター整備推進費」として1億2990万円を計上した。25年度から継続するPFIアドバイザリー業務として、合理的な整備方法や、事業スキームの検討などを進める考えだ。基本計画どおり進めば、26年度に入札を公告して落札者を決定、27~28年度に基本設計と実施設計を進め、28年度末ごろの着工を目指すことになる。併せて、県病院事業庁は、アメリカのMDアンダーソンがんセンター(テキサス州)との連携を強化するため、連携強化費として8175万円を計上、助言や専門知識の提供を受ける見通しだ。  新がんセンター整備に伴うアドバイザリー業務では、同整備が複雑な工程で、かつ長期間の工事が見込まれることから、より柔軟で合理的な整備方法を検討している。検討項目として、▽分割発注の検討▽工期短縮の検討(工区分割も含めた全体工期の短縮の検討)▽初度医療機器および諸室等の詳細調査(初度医療機器の数量・仕様・購入費用などの精査、整理)―などを想定。併せて、事業スキームの詳細検討として、事業手法・事業期間の検討などを行い、実施方針を作成する。業務担当は、EY新日本有限責任監査法人名古屋事務所(名古屋市中村区)。履行期間は25年6月30日から2027年3月31日まで。  施設の想定規模は、新病院棟が延べ5万0200平方㍍、新研究棟が延べ9800平方㍍で、計6万平方㍍。現状の6万3268平方㍍より約3000平方㍍縮小する案としている。施設の新規機能として、がん予防医療研究センター(仮称)、緩和ケア病棟を新設。機能面では、病床数の案を410床とし、現状の500床より90床減とした。所在地は名古屋市千種区鹿子殿1ノ1。敷地面積は4万9788平方㍍。  MDアンダーソンがんセンターとの連携では、▽病院・研究所の施設・設備等に関するアイデア▽スマートホスピタル実現に向けた取り組み▽最新の医療機器・医療技術―などの専門知識の提供を受け、連携を強化していく。その他、継続事業として、連携推進費に4833万円を計上し、共同研究の実施、人材交流を推進する。