都 補83・十条3期に着手 事業費79億円

東京

位置図

 東京都は、補助第83号線・十条3期の事業に着手する。2月17日に国土交通省から都市計画事業認可を得た。延長約485㍍を幅員20~30㍍に拡幅する計画で、本線の西側には高低差処理のため副道を設ける。事業費は副道の整備費を含めず約79億円。所管の都市整備局第一市街地整備事務所が2026年度以降に副道整備のための各種手続きを行って、用地折衝や設計、工事を進める。37年度末の完了を目指す。  補助第83号線は北区の滝野川2丁目から赤羽西3丁目に至る延長約2600㍍の都市計画道路。このうち区間内で交差する環状第7号線より南側の約1050㍍を十条1期、同2期の2区間に分けて整備を進めている。  今回の十条3期は環状第7号線の北側(北区中十条4丁目)からJR埼京線の高架下(同区十条仲原4丁目)までの延長約485㍍。幅員10㍍の現道を標準幅員20~30㍍に拡幅し、中央に車道2車線を置いて両側に自転車通行空間と歩道を設ける。環状第7号線との交差点部は幅員30㍍で暫定的に平面交差とするが、交通量の増加などを踏まえて将来的に立体交差化する計画だ。  十条3期の西側宅地は土地の一部が現道よりも高く、単純な拡幅では周辺の生活道路にアクセスできなくなる。このため高低差処理の手法として副道整備案を採用。都市計画線の外側に新設や現道の拡幅・隅切りを行って幅員5㍍の区道を2本整備する。これにより、交通機能を改善するとともに、緊急車両の通行路や避難路にして防災性を高める。整備に必要な用地は権利者の地区内残留も可能な区画整理(換地)での確保を検討していく。  十条3期は都市計画道路の第4次事業化計画(16~25年度)で、優先整備路線の一つに位置付けていた。また、十条1期、同2期とともに「防災都市づくり推進計画」(25年3月改定)の整備地域(十条・赤羽西地域)内にあり、整備に併せて沿道建築物の不燃化を促進し、延焼遮断機能を向上させることになっている。