神奈川県 県民ホールと隣接2施設 一体的な建て替え可能性含め検討
神奈川
神奈川県は、神奈川県民ホールの建て替えに当たって、隣接する産業貿易センタービルとシルクセンターを一体的に建て替える可能性を検討している。県と横浜市、これらの周辺施設の地権者は11月からまちづくりに向けた勉強会を開催しており、県民ホールを単独で建て替えた場合と比較してメリットがあることが明らかになったという。県議会第1回定例会の代表質問で高橋栄一郎議員(自民党)の質問に黒岩祐治知事が答えた。
神奈川県民ホールと産業貿易センタービル、シルクセンターがあるエリアは横浜市が25年10月に策定した「山下公園通り周辺地区まちづくりビジョン」でみなとみらい方面や関内駅方面から来街者を迎え入れる「西の結節点」に位置付けられている。県民ホールは老朽化に伴う建て替えが決まっているが、黒岩知事はこれまでにも横浜市の同ビジョンを踏まえ「地域全体のまちづくりを意識した再整備が求められる」とし、周辺施設と連携したまちづくりの検討を進める意向を示していた。
黒岩知事は勉強会について「県民ホール周辺のまちづくりのイメージやそれを実現するための手法について情報共有してきた」と答弁。「県民ホール単独の建て替えと比較して周辺施設とともに建て替えた場合のメリットが明らかになった」とし、広場をより多く整備できるなど土地の有効活用が可能になるとともに、整備手法によっては国庫補助金の活用など財政負担の軽減も期待されると説明した。一体的な整備の可能性を含めて「関係地権者とさらに検討を深める」と述べた。
県民ホールの建て替えに当たっては本年度内に基本構想を策定。基本計画を26年度にまとめる予定で、三つの施設の一体的な再整備も計画の取りまとめと並行して検討していく。隣接する産業貿易センタービルは1975年、シルクセンターは59年に竣工しており、いずれも築50年以上が経過する。
