県建築士会 3Dプリンターで保育園にベンチを お披露目会を開催

神奈川

目地にビー玉を転がして遊ぶ子ども

 神奈川県建築士会(上原伸一会長)は、建設用3Dプリンターを使用したデザインコンペ「未来チャレンジコンペ」で最優秀賞に輝いた作品のお披露目会を2月14日に開催した=写真。  コンペでは、建築などを専攻する学生または卒業生を対象に、保育園に設置するベンチのアイデアを募集。最優秀賞に選ばれた長谷川千眞さん(新居千秋都市建築設計)の「水路あるいは渓谷」を3Dプリンターで印刷し、横浜市の港南つくしんぼ保育園に設置した。  設計者の長谷川さんは「子どもたちが遊べるようなものにしたくて、“水を流す”というアイデアを思いついた。シンプルな形の方が在来の型枠との違いが分かるかと思い、単位格子を並べた。形を六角形にすることで、流したものがどちらに行くか分からない、色々な経路が生まれるようにしたいと思った」と設計の意図を説明。「どうやって子どもたちが使うかということに主軸を置けていたのが評価されたのかなと思う。子どもたちがベンチで水を流して遊ぶうちに草が生え、3Dプリンターという人工物の象徴のようなものが自然地形のようになっていったらいい」と語った。