「地下河川」事業化へ3月に委員会立ち上げ 小池知事施政表明

東京
 小池百合子知事は2月18日に開会した第1回都議会定例会の施政方針表明で、環状七号線の直下を活用する地下河川の事業化を目指して「学識経験者による委員会を来月に立ち上げ、取り組みを着実に進める」ことを明らかにした。また、2050年代の東京の都市像とその実現に向けた方針などを示す『都市づくりのグランドデザイン』の改定に向け、25年度内に中間のまとめを公表するとした。データセンター(DC)の整備に関しては、都独自の認定制度とガイドラインを運用して「まちと調和した整備を後押しする」と語った。  小池知事は風水害の激甚化による河川氾濫を防ぐ取り組みとして、地下河川の他にも境川金森調節池と谷沢川分水路で26年度に取水を開始すると述べた。  『都市づくりのグランドデザイン』の改定については、都民の意見を聞きながら「広い視野としなやかな発想で未来への種をまき、世界をリードするような東京ならではの姿を描く」と意気込んだ。  DCは「デジタル都市を支えるインフラ」との認識の下、施設のエネルギー効率や再エネ利用状況などを評価する認定制度を創設して「環境に優しいDCの整備を促す」考え。また、事業者と住民の円滑な対話のポイントや事業者との調整の目安となる好事例を整理したガイドラインを25年度内に策定すると明言した。  25年第4回都議会定例会で可決された全国初の女性活躍推進条例にも言及し、「魂を入れて、女性の自己実現を全力で応援していきたい」と力説。取り組みの一つとして、男性中心のイメージが強い建設業や運輸業の現場でも女性専用設備の整備などを促すことで、「働き方の選択肢をグンと広げていきたい」と展望した。  都の生物多様性の保全・回復を推進する自然環境デジタルミュージアムを昭島市内に整備することも明かした。