文京区 シビックセンター改修基本計画を改定 工事費増額へ

東京

文京シビックセンターの改修計画図

 文京区は、文京シビックセンター改修基本計画の改定案をとりまとめ、特別高圧設備や高圧変電設備、熱源の改修工事費約105億円を積み増す内容などを盛り込んだ。現在の工事進捗率50%から、2032年度までに60%の達成を目指す。同計画の改定は3月を予定している。  同センターの規模は地下4階地上27階建て延べ8万0489平方㍍。庁舎棟は1994年、ホール棟は99年に竣工し、大規模修繕・改修が必要な時期を迎えている。このため区は施設全体の計画的な改修に取り組むべく、2014年3月に「文京シビックセンター改修方針」を定めた。これに基づき15年から16年にかけて「文京シビックセンター改修基本計画検討委員会」を設置し、17年3月に同計画を策定した。  改定案では18年度から32年度までの15年間で必要な工事のうち、第1期(18~22年度)と第2期(23~27年度)に加え、新たに第3期(28~32年度)の工事内容を追加した。第3期に予定している執務フロアや議会用エレベーターなどの改修に加え、緊急度や優先度、改修費平準化の観点から、特別高圧設備や高圧変電設備、熱源などの基幹設備も改修することにした。それに伴い、第3期の概算経費を当初の約160億円から約105億円増額し、計約265億円とした。  第3期で予定している工事は庁舎棟・非常用・大ホール用エレベーターの改修▽執務フロア(高層階)のスプリンクラー配管耐震化、照明LED化、トイレ改修、レイアウト変更、熱源・空調設備更新▽低層フロアの災害対策本部機能強化▽建物内外のバリアフリー化▽特別高圧設備、地下4階変電設備改修▽外装防水改修―など。  執務フロアの改修は、フロアごとに仮移転して昼間工事を中心に行うことで工事費の削減を図る。  区はこれまで第1期に防災機能の強化や区民施設エリアの改修、第2期に区民施設エリアや議会フロアの改修に取り組んできた。第3期以降は受変電設備などの基幹設備が更新時期を迎えるため、計画的な更新を進めることで庁舎の長寿命化を図る考えだ。