高知県26年度当初案 投資的経費3.5%増の955億

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高知県当初予算投資的経費の推移

 高知県は2月18日、投資的経費に前年度比3・5%増の955億9200万円を計上する2026年度当初予算案をまとめた。投資的経費は四国8の字ネットワークなどのインフラ整備や地震・津波対策、緊急輸送道路の法面防災対策、高知龍馬空港国際線ターミナル整備などで対前年度比31億9900万円を増額した。  一般会計の総額は同7・0%増の5070億9700万円。国から配分された重点支援地方交付金の活用や人件費の増加などに伴い2年連続の増加となった。  インフラ整備には891億円を投入。四国8の字ネットワークや浦戸湾三重防護など必要性や緊急性の高い事業を引き続き推進するとともに、中山間地域の道路整備など地域の実情を踏まえたインフラ整備を進める。  南海トラフ地震対策には269億円を充てる。「命を守る」対策では、15億9300万円を投じ住宅の耐震化を促進。2000年基準以前の木造住宅まで耐震診断の支援を拡大する。「命をつなぐ」対策では、緊急輸送道路の防災対策に19億1500万円、県立青少年センター内への備蓄倉庫整備に2億5800万円を充てる。「生活を立ち上げる」対策では1億0400万円を充て、沿岸市町村の事前復興まちづくり計画の策定支援を行うとともに、対象を中山間地域に拡大する。その他、学校体育館の空調整備に1億8600万円(26~27年度債務負担として限度額2億7700万円を設定)を盛り込み、避難所となる県立学校の体育館に空調設備を整備する。  その他、高知龍馬空港国際線ターミナルビル整備に29億7700万円を盛り込み、27年春の全面供用開始に向けて新たな国際線ターミナルビルの整備を推進する。 県内でのロケット発射拠点の整備について、必要なコストや経済波及効果などを調査し実現の可能性を検証するスペースポートの整備に関する調査に1100万円を充てる。  建設業のデジタル化加速事業に5000万円を充て、3D測量・設計データなどの内製化支援、遠隔施工や3Dプリンターを活用したモデル工事によるデジタル技術の活用拡大を図る。  濵田知事は予算編成の考え方について「戦略的な人口減少対策、高付加価値型経済への転換や多様な人材が活躍できる環境の実現に向けて、官民連携を深化させオール高知の体制で人口減少の課題克服に取り組む予算とした」と説明した。当初予算案は2月24日開会の県議会2月定例議会に上程される。