奈良県2026年度当初予算案 普通建設事業費は11・6%増

大阪
 奈良県は、2026年度当初予算案で一般会計の普通建設事業費に979億1000万円を充てる。県営住宅桜井団地整備や文化会館再整備などの増加により、前年度と比べ11・6%(102億円)増加となる。この他、(仮称)医大新駅周辺のまちづくりや「ならの道リフレッシュプロジェクト」、県有地の活用検討などに予算を配分した。  磯城郡3町(川西町、三宅町、田原本町)の県有地を活用するまちづくり事業に23億3000万円を計上。26年度は、川西町と三宅町で事業用地に係る調査と設計、用地の取得などを実施する。田原本町では、交通安全拠点となる新たな運転免許センターを整備するための造成設計を行う他、同敷地に白バイやパトカー隊などの拠点となる第二庁舎の整備を検討する調査検討業務を実施する。  「ならの道リフレッシュプロジェクト」では、大型車交通量が1日1000台以上の県管理道路延長約122㌔を対象に、舗装の耐久性向上や区画線の維持補修などを行う。同事業には22億9000万円を割り当てた。  (仮称)医大新駅周辺のまちづくりには10億3000万円を計上。30年度の供用開始を目指す新駅の整備に向けた設計を進めつつ、駅周辺で新たなアリーナの整備を含むPFI事業を実施するための事業者募集を実施する。新駅周辺の約6㌶で、学術・にぎわい・医療・健康が一体となる中南和の新たな拠点形成を目指し、アリーナの他に駅前ロータリー、自由通路、駐車場、民間収益施設を建設する計画だ。 ■一般会計は10・3%増  一般会計は6219億8700万円で、前年度当初比10・3%(583億3000万円)増となった。一般施策経費で地域未来基金費や臨時財政対策債償還基金費などの積み立て、教育無償化の拡充、社会保障関係費などの増加により過去最大規模の当初予算となった。  特別会計は3044億5300万円で、前年度当初比4・5%(144億4500万円)減。再整備に係る事業費などを盛り込む中央卸売市場事業費が18億4000万円で同67・2%(7億4000万円)増となった他、新外来棟整備に係る基本・実施設計費を計上する奈良県立医科大学関係経費は174億2800万円で同50・6%(58億5700万円)増加した。