土器川の流域治水 丸亀市の清水川でバイパス整備を具現化へ
四国
国土交通省香川河川国道事務所は2月18日、土器川流域治水協議会を開き、協議会を構成する各機関の取り組み状況を報告した。このうち丸亀市は総合排水計画実行に向け清水川のバイパス整備を具現化する方針を明らかにした。
清水川流域の浸水被害軽減を目指し丸亀市は、2025年度に既存河川の流下応力評価を行い、バイパス予定路線で現地測量を実施した。26年度以降に基本計画を策定する。
丸亀市では、下水道事業やため池の改修、学校運動場の貯留対策といったハード整備も計画している。下水道事業では、土器排水区の浸水対策を検討した結果、雨水ポンプ場の排水能力を増強することが効果的と判断し、対策の実施に向けた下水道事業計画を策定する。
ため池の低水位管理に向けては、馬池で協議が整ったため、25年度に設計を行った。26年度に洪水吐の改修工事を行う。
学校施設の校庭貯留対策では、暗渠排水による雨水浸透や校庭周囲に排水路・オリフィス桝を設け、流出抑制を行う。学校施設の長寿命化改修や校舎改築整備に併せ順次進める。26年度は城坤小学校、27年度は城東小学校で整備する予定でいる。
この他の機関では、香川河川国道事務所が、25年度に土器川の土器・飯野箇所で引堤に伴う堤防拡幅と護岸整備、河道掘削、垂水箇所で侵食対策としての低水護岸整備を実施した。26年度は土器・飯野箇所の堤防整備、飯野上流箇所の堤防拡幅、垂水箇所の低水護岸整備などを実施する予定。
県は堤防や小河川、砂防施設の整備を進める。堤防整備では清水川と古子川、小河川整備では赤山川と土器川(上流部)、砂防施設整備では葛篭野川でそれぞれ事業を実施している。
坂出市では、下水道事業の認可区域内での整備を推進。また各家庭を対象にした雨水貯留施設の設置や改造のための補助金を交付している。
多度津町では、堀江第2排水区の堀江第6雨水幹線などの整備を23年度に開始した。総延長381㍍に対し、25年度中に170・9㍍まで施工が進む予定で、26年度以降残区間の工事を順次進める。
まんのう町は農地・ため池の保全・活用を進め、善通寺市、宇多津町、琴平町ではハザードマップの周知や住民の水害リスクに対する理解促進といったソフト対策を進めている。
香川河川国道事務所では、流域治水の取り組みを加速化・深化させるため、24年3月に「土器川流域治水プロジェクト2・0」をまとめた。あらゆる関係者により、さまざまな手法を活用した対策を一層充実させ、流域治水協議会などで共有している。
