土岐川庄内川流域委員会 河川整備計画を点検 全体進捗率は約55%

中部

辻本委員長

 土岐川庄内川流域委員会(委員長・辻本哲郎名古屋大学名誉教授)の2025年度第1回委員会が、2月19日に開かれた。学識者らが河川整備計画を点検し、事業の進捗状況や、今後の見通しなどを確認。また、特定構造物改築事業(枇杷島狭窄(きょうさく)部)では、26年度に鉄道橋近傍の堤防かさ上げを予定していることが報告された。  当日は14人の委員のうち、9人が出席、3人がWEB経由で参加した。開会に当たり、国土交通省庄内川河川事務所の鈴木高事務所長は、河川整備計画を点検することの重要性を指摘し、委員に忌憚(きたん)のない提言を要請。辻本委員長は「今回のような点検作業を踏まえて、次のステップに進んでいく、(庄内川河川事務所が)非常に真摯(しんし)に取り組まれているがよく分かった」と評価した。  議事では、前回までの指摘事項への対応として、河川整備計画の現状評価や、目標設定の改善点などを提示。河川整備計画の点検では、事業の進捗状況や、今後の進捗の見通しなどを確認した。  全体的な進捗率は、25年度末時点の事業費ベースで約55%。22年度の再評価時点から約4ポイント進捗した。堤防整備は整備計画の実施予定数量10・3㌔のうち9・8㌔が完了し、95%。河道掘削は177万平方㍍のうち142万平方㍍を終えて80%。橋梁改築は4橋のうち1橋(一色大橋)で、25%とした。高潮堤整備は2・3㌔の整備を終え、100%となっている。  枇杷島狭窄部対策として計画している3橋の架け替え(特定構造物改築事業)については、枇杷島橋の仮橋が完成し、旧橋の撤去が進捗中であることなどを確認。新幹線とJR在来線の鉄道橋2橋については、架け替えに向けた概略設計を実施中であることや、鉄道橋近傍の堤防嵩上げを26年度に予定していることを、庄内川河川事務所が報告した。  この他、日比津地区の河道掘削や、小田井遊水地などの整備状況も確認。また、23年9月に後進した河川維持管理計画の状況など、維持管理に関わる事項も報告された。  委員らは、画像解析による流量観測の高度化について、次回の委員会でより詳細な成果を報告することを要請。また、外来種対策についても、調査や情報の充実を求めた。