久万川雨水ポンプ場は27年度着手 高知市街地浸水対策調整会議

四国
 高知市と高知県は、2016年8月豪雨を契機に連携して高知市街地の浸水被害を防止・軽減するため技術的な検討などを行う「高知市街地浸水対策調整会議」を開き、久万川雨水ポンプ場の整備に向けての進捗状況やその他の取り組み内容について協議した。  会では久万川・紅水川、江ノ口川エリアの外水・内水対策の進捗状況を確認。県の外水対策では、水位低減対策として久万川の河床掘削、久万川排水分区(西久万地区)における堤防嵩上げに向けた用地買収の現状を説明した。  市の内水対策では、久万川排水分区で雨水ポンプ場の整備、上本宮排水機場の自動運転化に向けた放水路の整備の進捗状況を説明。久万川雨水ポンプ場の整備については、過年度に基本設計を終え、現在、用地交渉を進めており、26年度に実施設計、27年度から建設工事に着手し29年度末の完成を目指している。16年8月豪雨の降雨に対しポンプを設置した場合の浸水シミュレーションの結果、上流部で一部道路冠水が残るものの、床上、床下浸水は解消する見込みであることを説明した。  また、旭小学校を含む本宮町周辺地区、本宮川からの流入水を上本宮排水機場から排水する場合、ポンプ稼働時に既存の放水路から高水敷へ排水が乗り越えてしまうことが安全面の課題だったため、放水路の法線を約20㍍延伸し鏡川へ直接排水する改修工事を実施していることを報告した。