27~34年度の「その2」で躯体、越流堤 境川木曽西調節池の整備 都
東京
境川木曽西調節池の完成イメージ
東京都は境川木曽西調節池の現段階の整備スケジュールを明らかにした。2026~27年度に下水道管の移設や防音壁の設置などを内容とする「その1」工事を、27~34年度に準備工やニューマチックケーソン工法による躯体工、越流堤工などを実施する「その2」工事を進める。また33年度から設備工事を、34年度から管理棟の建築工事をそれぞれ行って、35年度の事業完了を目指す。
境川木曽西調節池は境川右岸の町田市木曽西2丁目地内にある都有地約3000平方㍍を利用して整備する。長さ57・8㍍×幅36・5㍍×深さ48㍍の地下箱式で、約5万立方㍍の貯留量を確保する。
これまで関連工事の中止や不調が続いている。25年10月17日に調節池の本体となる異形ケーソン1函の築造や内部構築工、越流堤工、放流渠・吐出水槽・沈殿槽工、管理用通路・護岸工、下水道移設工などを行う一般競争入札を公告。税込み発注規模が300億円以上320億円未満のWTO政府調達協定対象で、12月15日の開札で落札者を決め、26年第1回都議会定例会に契約議案を付議する予定だった。工期は34年2月13日までとしていた。
しかし、設計内容を見直す必要が生じたことで入札手続きを中止。また、当初の工事から分割して先行発注した下水道管の移設なども、2月12日開札の希望制指名競争入札が参加した2社の辞退によって不調に終わった。事前公表の税抜き予定価格は5967万1000円で、最低制限価格は5363万6723円(設定率89・8%)だった。
これらを踏まえてまとめた現段階の整備スケジュールによると、まず26年度の早期に「その1」工事を発注し、その中で26年度内に下水道の移設を、26~27年度で防音壁の設置などを完了させる。
続いて発注する「その2」工事では、27~28年度に準備工・仮桟橋工、28~33年度に躯体工、33~34年度に越流堤工を実施する。
さらに「その2」工事の越流堤工と一部並行しながら、33~35年度に設備工事を、34~35年度に管理棟の建築工事を行うとしている。
建設技術研究所(中央区)が補足設計を27年2月17日、機械設備の詳細設計を27年2月28日の納期で進めている。
また、創建社ディーアンドアール設計(港区)が管理棟の基本設計を手掛けている。規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約750平方㍍。履行期限は27年2月28日となっている。
