名古屋港管理組合 ガーデンふ頭再開発 計画仕切り直しへ

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ガーデンふ頭の開発可能エリア(協働事業者募集要項(23年5月)より)

 名古屋港管理組合はガーデンふ頭の再開発について、公民の役割分担や開発条件の再整理を行っていく考えを明らかにした。工事費が高騰する中、名古屋市のアスナル金山事業と同様に、計画を仕切り直す形だ。水族館の機能向上も、愛知県や名古屋市と今後、丁寧に協議を進めていく意向としている。一般会計の建設費・政策企画費には155億0502万円を充当、2026年度予算案の発表に併せて明らかにした。  ガーデンふ頭再開発に関しては、25年度の民間事業者に対するヒアリングを実施。工事費が高騰する中、事業者側による公共空間整備も含めた再開発に関しては、収益を確保するのが困難との見方が多かったようだ。ガーデンふ頭再開発実現のための協働事業者と検討した再開発プラン(23~24年度に実施)でも、公共空間整備の一部は組合側が負担する形で案が作成されていることもあり、26年度は時代にあった再開発コンセプトを整理するとともに、公共空間整備の考え方や開発条件の再整理を行う方針。  水族館の魅力向上では、25年度に基本計画(素案)を作成。パブリックコメント手続きを経てまとめた基本計画案を3月定例会に諮り、議会の意見を踏まえた上で、基本計画として取りまとめるとしている。計画策定後は、水族館開館に際しても愛知県、名古屋市の負担で実現できた経緯もあり、県・市と丁寧に協議を進めていく考えを示した。したがって、26年度予算案には魅力向上に関する事業費は盛り込まれていないとする。  一般会計の予算規模は292億1000万円で前年度比3・2%減。施設運営事業会計は62億7200万円(前年度比22・3%減)、埋立事業会計は25億6000万円(同11・3%増)で、基金特別会計を含んだ予算総額は383億3560万円(同6・1%減)。  一般会計の主な工事は、岸壁改良を弥富ふ頭、金城ふ頭、昭和ふ頭、船見ふ頭、稲永ふ頭で行う。護岸改良は中川運河、昭和ふ頭、船見ふ頭、大手ふ頭・中川口、大江ふ頭、大江川河口部、築地・ガーデンふ頭、潮見ふ頭で実施する。橋梁改良は一州大橋、稲永陸橋、潮凪橋。この他、中川運河プロムナード整備と弥富ふ頭ボートパーク整備を行う。  事業会計は、弥富ふ頭の第1貯木場北側埋立地の護岸整備をはじめ、金城ふ頭の地盤改良、飛島ふ頭の地盤改良設計などを実施する計画だ。