名古屋市緑土局 週休2日制工事を標準化

中部
 名古屋市緑政土木局は、建設業の労働環境改善と生産性向上に向けた取り組みとして、2026年度に週休2日制工事を標準化、情報共有システム(ASP)と遠隔臨場の適用対象工事を拡大させる。ASP適用対象はBランク程度までに広げ、対象工事は400件程度となる見通し。遠隔臨場は予定価格1億円以上とし、対象工事は100件程度に増加することになりそうだ。4月1日以降に起案する工事と業務委託に適用する。  週休2日制工事は試行を外して標準化。これに伴い、工事成績評定(業務成績評定)の加点(0・8点)措置は終了する。この他、受注者希望型の業務委託で条件の追加、降雨などによる振り替えを休工日の後15日(現行は30日)に見直す。  同局の週休2日制工事の試行は17年度にスタート。開始当初から土曜日、日曜日、祝日を現場閉所する完全週休2日制で、国の動向に合わせて制度を見直してきた。単価契約や緊急随意契約、契約期間がおおむね1カ月、対象期間が1週間以上の全てを満たす工事が対象で、同局発注工事の6割程度は週休2日制工事となっている(24年度は1000件程度のうち680件が対象)。  ASPの活用は19年度にスタートし、23年度に要綱を策定した。24年10月から段階的に拡大させていくこととし、本年度はAランク工事を対象に216件(26年1月時点)を対象に行っている。26年度はBランク程度までに拡大させ、27年度は予定価格1000万円以上工事への適用を目指す。  遠隔臨場は23年度に試行を開始。23~25年度は橋梁工事などを対象に各年度とも1桁台だった。1億円以上工事での適用により、対象工事は100件程度となる見通しだ。  ASPは書類の統一化やペーパーレス化につながり、業務効率は向上する。小規模事業者にはデジタル小黒板と同様の便利なツールとの認識が広がることを期待したい。