川崎市 看護大体育館へ空調整備を検討
神奈川
川崎市健康福祉局は、市立看護大学の体育館に空調設備を整備することを検討する。3月18日に策定した「川崎市立学校体育館等空調設備整備方針」との整合を図り、看護大学の老朽化対策と合わせて整理する方針だ。
9日に開催した予算審査特別委員会で、加藤孝明氏(自民党)が看護大学の体育館への空調整備について質問し、三田村有也副市長や石渡一城健康福祉局長らが答弁した。
看護大学(幸区小倉4ノ30ノ1)の規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ9469平方㍍。1995年に完成した。敷地面積は1万2522平方㍍。市の指定避難所に位置付けられている。
看護大学の体育館は校舎と一体となっており、体育館の東側と南側も校舎に囲まれているため、グラウンドに面した北側のみ風が通りやすい構造となっている。また、体育館の屋根鋼板には断熱材が張られているものの、断熱化工事の実績はない。
市内に174カ所ある指定避難所のうち、現時点で空調の整備予定がないのは、看護大学、旧白山中学校(麻生区白山1ノ1ノ1)、日本映画大学白山キャンパス(麻生区白山2ノ1ノ1)の3カ所。166カ所は教育委員会事務局などによる整備を予定しており、5カ所では整備が完了している。
加藤氏は、指定避難所となる体育館の中で市有施設2カ所のみが空調整備の計画が示されていないことを指摘。開学から30年が経過する看護大学について「改修と予防保全による長寿命化を図る必要がある」「地域の指定避難所として教育委員会の示す『学校体育館等空調設備整備方針』案と整合を図り、看護大学の体育館への空調整備を計画に位置付けるべきだ」と述べ、施設整備に対する市の考えと見解をただした。
石渡局長は「看護大学体育館の構造の特徴を考慮した上で、教育委員会の整備方針案に示された空調能力を参考に引き続き検討を進めていきたい」「大学施設の劣化状況を踏まえながら、体育館への空調整備の課題についても合わせて整理検討していく必要がある」と答えた。
三田村副市長は「方針案とも整合を図り、早期に対応できるよう検討を進める」と前向きな姿勢を示した。
加藤氏は「暑熱対策はすべての体育館の課題だ。教育委員会の計画との整合を図り、検討してほしい」と要望した。
