土岐市 総合病院跡地 公共利用含め検討

中部

総合病院の外観

 土岐市は、建物の老朽化や用途制限が課題となっている総合病院跡地について、民間だけでなく公共利用も含めて検討を進める考えを明らかにした。市議会3月定例会の一般質問で、大久保一夫議員(新世クラブ)と安藤勝彦議員(新生織部)の質問に対し、松原裕一総務部長が答弁した。  総合病院本体は築年数が古く再利用には大規模改修が必要。併設する老人保健施設「やすらぎ」も設備改修に多額の費用が見込まれる。解体にも費用がかかり、有効な財源は見込めないという。市は2024年12月議会で、解体費は26億円以上、総合病院改修は35億円以上、やすらぎ改修は5億円以上と説明している。  跡地は第2種中高層住居専用地域にあり、住宅や公共施設は建設できるが、工業・商業系施設を建設するには、用途地域の変更が必要。標準的な手続きでは、県の都市計画区域マスタープランの見直しを伴い、用途変更の完了は31年度以降となる。  25年度に行ったサウンディング調査では、民間事業者による既存建物の活用や民間負担での解体は困難との結果が出た。市は民間に限らず公共利用も含めて可能性を探る方針だ。  安藤議員は、用途制限の緩和を前提に、商業集積地や事業用施設、作業ヤードなどの活用案も調査で示されたと指摘し、無償譲渡も選択肢ではないかと提案。市は、建物付きで無償譲渡に応じる事業者がいればありがたいとしつつも、建物放置などを防ぐため、活用計画の担保が必要とし、慎重な姿勢を示した。  総合病院は、敷地面積9308平方㍍、延べ床面積2万3807平方㍍。やすらぎは、敷地1522平方㍍、延べ床4112平方㍍。所在地は土岐津町土岐口703ノ24。