津駅周辺道路空間再編検討委員会 第3回委員会を開く

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各者が情報交換を行った

 津駅周辺道路空間再編検討委員会(三重短期大学教授・小野寺一成委員長)は3月16日、2025年度3回目の委員会を開き、国・県・津市の各者がこれまでの調査結果や26年度の方針などの情報を共有した=写真。県は津停車場線歩行空間について、活用方法を決めてから整備する方針で、現時点の工事着手は時期尚早と判断した。市は26年度から西口駅前広場の整備などを進める。  国は、東口にバスタ整備を検討しており、これまで交通拠点機能強化に向けて調査をしてきた。それらの調査結果を基に交通拠点として交通、防災、交流機能強化の方向性を示した。  交通機能は、公共交通を優先して、専用バースを現在と同数設置する。駅東西の連絡通路を整備して、乗り継ぎの円滑化や駅周辺の利便性確保を目指す。防災機能は、リアルタイムの災害情報を提供できる施設を基本として、防災備蓄品の保管施設などを設置する。交流機能では、津市が掲げる津駅周辺基盤整備のビジョンと連携して、飲食店やデッキの整備に取り組む方針だ。  県は、ほこみち(歩行者利便増進道路)制度を導入した津停車場線の歩道拡張によって、賑わい創出の可能性があることを報告。今後の課題には、拡張した歩行空間でイベントの開催や管理を担うマネジメント主体が必要とした。27年度はマネジメント主体の選定に向けた調査や社会実験を継続し、28年度以降に歩道拡張の詳細設計やデザイン検討を行う。  津市は、西口駅前広場の再整備の他、東口交通ターミナル上部空間活用の検討と駅周辺の駐輪場再編に取り組む。西口駅前広場は27~28年度にかけて歩道の拡張や築山撤去などを進める。整備に伴って広場内では、26年7月に雨水管渠布設工事と27年1月に水道管老朽化対策工事を行う。  上部空間活用は、国のバスタ整備に合わせて、民間事業者主体の複合施設の整備を目指している。サウンディング調査の結果、商業施設のニーズが高いことを確認した。26年度は事業者の選定に向けた調整を進めて、27年度以降に公募を行う。東口駅前全体の施設配置に影響があるため、早期に施設概要の提示を目指す。  津駅周辺の駐輪場については、一部の駐輪場に利用が偏っており、収容可能台数を上回った乱雑な駐車が課題となっている。そのため、BOT方式による再整備を目指す。8月までに管理事業者を選定し、事業者主体で10月から設計に着手し、27年1月までに施工する計画だ。