NEXCO西日本 新名神の現場を公開
大阪
信楽川橋
NEXCO西日本関西支社は3月16日、新名神高速道路の大津ジャンクション(JCT)(仮称)~城陽JCT・インターチェンジ(IC)の建設現場を報道関係者に公開した。橋梁などの構造物の進捗や、自動化施工の実施状況などについて、稼働中の現場で担当者が解説した。
新名神高速道路では、大津JCT~城陽JCT・ICの25・1㌔、八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・ICの10・7㌔でそれぞれ建設中。このうち大津市内の信楽川橋(仮称)は、谷合部の施工のためインクラインにより資機材や重機を運搬し、張出し架設で上部工整備を進めている。また宇治田原ICの整備箇所は、山砂利採取後の埋め戻した地盤が広範囲で軟弱なため、地盤改良をした後に切土する工程を、段階的に行っている。切土の進捗率は約3割だが、想定以上のコンクリート殻が地中から発現するなどの課題が多く、現時点では2030年までの完成を見通す。
城陽工事の現場では、鹿島が開発した自動化施工システム『クワッドアクセル』が高速道路の本線建設工事で初めて適用され、1月から本格的に運用を開始している。有人のダンプトラックが運んできた土を、自動のブルドーザーとローラーが盛土する。約2㌔離れた現場事務所から管制員一人が2台の重機を管制し、約50%の効率化が図られている。
現場の状況などについて、NEXCO西日本関西支社新名神大津事務所の和田圭仙所長は「大津~城陽区間は工事の最盛期を迎えている。山間部や河川を通過するため、橋梁やトンネルなどが大規模構造物となり、技術的に難度が高い工事が多いが、順調に進捗させたい」と述べた。また、同社新名神京都事務所の緒方直所長は「地形条件に対応しながら工事を進めているが、宇治田原ICでコンクリート殻が発現するなど、事前に予見できない課題にも直面している。沿線の自治体によるまちづくりや民間事業も進んでおり、一日も早い完成を目指したい」とそれぞれ意気込みを示した。
