三島市 長寿命化推進計画に基づきかわせみトンネルの修繕工事を実施

静岡

長寿命化計画に沿ってトンネルの修繕工事を実施

 三島市は、同市が管理する唯一のトンネルである「かわせみトンネル」について、損傷が軽微な段階で修繕することにより延命化を図る「予防保全型」の考えを念頭に置きつつ、2026年度以降の修繕工事に向けて工法など検討する。今年2月に一部改定した「トンネル長寿命化計画」に沿って、28年度までに計画的な対策が必要とされる健全度「Ⅱa(予防保全段階)」と判定された損傷部分の修繕対策工事を優先して実施していく考えだ。  市道谷田幸原線の路線上にある同トンネルの延長は368㍍で、幅員は11㍍(一般部)~14㍍(拡幅部)。同市の壱町田~若松町に位置する。NATM上半先進ショートベンチカット工法で掘削されたトンネルで、09年に完成した。  昨年度にフジヤマ沼津支店(沼津市)に委託した点検では、8684平方㍍を対象にコンクリートの浮きやひび割れ、断面欠損、鉄筋露出などの有無をはじめトンネルの劣化・損傷状況を把握している。修繕工事では、剝落対策工や断面修復工などの工法を基本とするものの、設計段階から新技術の活用を含めた比較検討を行い、費用の縮減効果が認められたものについては積極的に採用していく方針だ。  かわせみトンネルが通過する路線は交通量が多く、直上に住宅が立ち並んでいる。道路利用者や周辺地域の安全性を確保するために、限られた予算の中で安心・安全な道路利用を確保することが求められていることから、「トンネル長寿命化修繕計画」に沿って、34年度までの10カ年で点検・修繕対策費のコスト縮減を目指す。また、今後トンネル点検時には、画像解析システムやひび割れ検知システムなど新技術を活用することで、効率化を図る考え。長期的な視野に立って計画的に対策を実施していく。