愛媛県内の地価公示 全用途平均変動率は34年連続減 住宅29年連続減、商業地34年連続減、工業地は2年連続上昇

四国

四国4県の用途別平均価格および平均変動率

 国土交通省土地鑑定委員会のまとめた2026年地価公示概要によると、愛媛県内の平均変動率は全用途で前年比0・3%減と、1993年以降34年連続の下落となった。引き続き下落傾向にあるが、下落幅は昨年とほぼ同水準となっている。用途別では、住宅地が0・4%減で98年以降29年連続の下落、商業地が0・2%減で34年連続の下落となったが、工業地は0・2%増で、31年連続の下落から横ばいとなった昨年から、2年連続で上昇となっている。  市町別の平均変動率(全用途)がプラスとなったのは松山市と松前町で、松山市は3年連続上昇し0・5%増、松前町は24年の横ばい2年連続上昇し、0・5%増となっている。その他の15市町は引き続き下落。最も下落したのは久万高原町で、2・1%減となっている。  地点別では、地価の上昇が前年の50地点から62地点(松山市48地点、今治市6地点、新居浜市3地点、西条市2地点、松前町3地点)に増加。地価の横ばいも50地点から52地点(松山市18地点、今治市10地点、宇和島市1地点、新居浜市2地点、西条市3地点、伊予市2地点、四国中央市3地点、西予市3地点、東温市5地点、松前町2地点、砥部町2地点、内子町1地点)に増加した。  平均価格(平方㍍単価)は、全用途が7万2600円、住宅地が5万2800円、商業地が11万7200円、工業地が2万5900円と、前年と同額または上昇している。最高価格地点は住宅地が松山市持田町4ノ168ノ2の24万3000円(変動率0・8%増)で45年連続の1位、商業地は松山市大街道2ノ4ノ13の87万円(1・2%増)で、33年連続の1位となっている。  また、最も変動率が高かった住宅地は松山市岩崎町1ノ256ノ3の5・0%増、商業地は松山市道後湯之町甲1570の4・6%増で、変動率が最も低かった住宅地は大洲市長浜甲502の2・9%減、商業地は久万高原町久万267ノ1の2・7%減だった。  地価公示とは、地価公示法に基づき、国土交通省(土地鑑定委員会)が毎年1月1日時点における全国の「標準地」の更地としての正常な価格を判定し、3月下旬に公表するもの。愛媛県では、上島町、伊方町、松野町を除く県内17市町(11市6町)の254地点を標準地に設定。各標準地を対象に2人以上(合計27人)の不動産鑑定士が鑑定評価を行い、土地鑑定委員会が判定している。  公示価格、その他の公示事項を記載した書面は、標準地の所在を表示する図面とともに、関係市町の役所などで閲覧することができる。