住宅地、商業地ともに上昇 大阪府域の令和8年地価公示

大阪
 国土交通省は2026年地価公示(1月1日時点)を発表した。大阪府域の地価動向を見ると、住宅地は平均変動率がプラス2・8%(前年はプラス2・3%)で5年連続の上昇、商業地はプラス8・5%(前年はプラス7・6%)で4年連続の上昇、工業地はプラス7・5%(前年はプラス6・3%)で11年連続の上昇となった。  大阪府内の公示標準地1687地点のうち、住宅地の価格1位は大阪市福島―7(大阪市福島区福島3ノ13ノ2)で、1平方㍍当たり147万円。大阪市内や堺市、北大阪地域など利便性に優れたエリアは昨年に引き続き上昇した。  市区町村別に見ると、大阪市浪速区が10・9%、大阪市西区が10・5%、大阪市北区が9・2%で上昇率上位となった。住宅地の対前年上昇率のトップは大阪北―3(大阪市北区紅梅町125)で、10・9%アップ。マンションの供給数に対し、需要が高い点が要因として挙げられる。  一方、交通利便性で劣るエリアは一部地域で下落率が縮小するも全体的に下落傾向となった。岬町が2・8%、千早赤阪村が2・6%、能勢町が1・1%と、それぞれマイナスになったものの、いずれも昨年より下落率は縮小している。  各地点で見ると、上昇は929地点(78・7%)、横ばいは102地点(8・6%)、下落は150地点(12・7%)だった。  商業地の価格1位は大阪中央5―2(大阪市中央区宗右衛門町46ノ1他・デカ戎橋ビル)で、1平方㍍当たり2500万円。商業地はインバウンド需要の影響により、観光地や飲食店が集積する大阪市中心部や路線商業地域で上昇率が拡大した。また、大阪市内中心部の駅前など立地条件の良い地域では、マンションやオフィス用地などに対する国内外の投資需要も高く、地価は引き続き上昇するとみられる。  市区町村別に見ると、大阪市浪速区と中央区が15・5%、大阪市西区が15・3%、大阪市福島区が15%で上昇率上位となった。対前年上昇率1位となったのは大阪中央5―19(大阪市中央区道頓堀1ノ37他・新世界串カツいっとく道頓堀戎橋店)の25%。横ばい・下落した地点はなかった。