NHK放送センター建替え 2期棟基本設計は日本設計・NTTファシリティーズJV

東京

契約候補者の提案図(右奥が第2期棟。NHK資料より)

 日本放送協会(NHK)は渋谷区にある放送センターの建て替えで、第2期棟の整備に伴う基本設計の契約候補者を日本設計・NTTファシリティーズJVに決めた。2025年10月から委託先を選ぶ公募型プロポーザルの手続きを進めていた。地下1階地上18階建て延べ床面積約13万平方㍍の施設を建てて映像スタジオや音声スタジオなどを収める。27年度上期をめどに成果をまとめてもらう。実施設計と建築工事は一括発注とし、27年度下期から募集要綱を作るなどして28年度末までに業者を選ぶ予定だ。建て替え対象建物の部分解体を経て34~38年度で建設し、38年度以降に残りの建て替え対象建物の解体などを行って43年度の建て替え完了を目指す。  放送センターの所在地は渋谷区神南2ノ2ノ1(敷地面積8万2646平方㍍)。建て替えを巡っては16年8月に、NHKホールのみを残す形で1期と2期以降で総延べ床面積約27万平方㍍の施設を建設する基本計画を立案。このうち1期は18年4月に竹中工務店・久米設計JVを設計・施工業者に選び、地下1階地上11階建て延べ床面積7万7670平方㍍の情報棟を建設して24年10月末に完成させた。2期以降については制作事務棟と公開棟の2棟で総延べ床面積約18万平方㍍の施設を建設する予定だった。  その後25年4月に基本計画を改定し、2期以降の制作事務棟と公開棟を延べ床面積約13万平方㍍の第2期棟に集約。地下1階地上18階建てで高さ約90㍍の施設に映像・音声スタジオや無線中継室、共用会議室、食堂などを配置することにした。税抜き概算建設費は約1100億円で改定前と同額と見積もった。また、発注・契約を基本設計と実施設計+建築工事に区分する方針を打ち出していた。  基本設計の公募型プロポーザルでは契約候補者の日本設計・NTTファシリティーズJVの他、山下設計・アラップJV(次点)と久米設計・三菱地所設計JVが技術提案書を提出した。  第2期棟の整備で想定する工程を見ると、30~34年度に建て替え対象建物のうち東館を部分解体してスペースを創出。34~38年度で第2期棟と1期の情報棟につながる連絡通路を造る。第2期棟完成後の38~40年度に東館の残りと西・北・本館を解体し、40~43年度に正面玄関やコンコース、駐車場などを整備して建て替えを完了させる。