リニューアルオープン目前の「えどはく」公開 都

東京

1階西側からのアプローチに鳥居がモチーフのオブジェを設置

 東京都は3月25日、リニューアルオープンを目前に控えた江戸東京博物館(えどはく、墨田区)を報道関係者に公開した。1993年の開館からおよそ30年が立つ中で、設備の経年劣化などに対応するため2022年から約4年にわたって初の大規模改修工事を実施。内外装も更新し、空間演出や展示のアップデートを図った。3月30日に小池百合子知事らが出席して記念セレモニーを開き、翌31日にリニューアルオープンする。  えどはくはJR両国駅北側の墨田区横綱1ノ4ノ1に立地。徳川家康の江戸入府から現代に至る約400年間を中心に、貴重な実物資料や復元模型・体験型資料を用いて紹介する文化施設として1993年3月に開館した。規模は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造地下2階地上7階建て延べ5万1763平方㍍で、東西に張り出す大屋根が特徴的な建物だ。  大規模改修では老朽化した設備機器を全面更新するとともに、館の内外装を更新。大屋根の老朽部材も撤去して断熱性・防水性を向上させた。エントランスホールは既存壁を撤去してスペースを広げ、壁面・カウンターに多摩産材を用いたり、壁面の一部に伝統的な左官仕上げを施したりした。  また、面積約9000平方㍍の常設展示室は大型模型を改修した他、内部に入ることができるような仕様に変更。江戸の庶民に身近だった屋台も新設するなどして江戸の街並みを再現した。  設計・監理をプランテック(建築)と森村設計(設備)が担当。建築家の重松象平氏がパートナーを務める世界的設計事務所のOMAが館内外の空間デザインに当たった。建築工事を大成建設、主要な設備工事を日本電設・新生・雄電JV(電気)、大成設備・日新JV(給水衛生)、新日空・ヤマト・日設JV(空調)が手掛けた。  なお、建設時の設計は菊竹清訓建築設計事務所、建築工事は鹿島などのJVが務めていた。