上野動物園「新たな乗り物」26年度着工、29年度供用 都

東京

「新たな乗り物」の外観イメージ

 東京都建設局は恩賜上野動物園(台東区)の「新たな乗り物」について、2026年度に工事着手し、29年度末に供用開始する予定だ。老朽化などを理由に23年12月末で廃止した東園~西園間のモノレールに変わる施設として整備。全長約340㍍の軌道に3両編成・長さ約21㍍の車両を走らせて東西両園を片道3分半程度でつなぐ。乗り物の名称は公募で決める。  新たな乗り物は座席定員60人で最高時速20㌔。ジェットコースターと同様の構造とし、上り勾配はモーター駆動、下り勾配では位置エネルギーも利用して走行させる。また、東園側の駅舎や軌道の位置・ルートはモノレールとほぼ同様とする一方、西園側については展示動物への影響に配慮して、駅舎を不忍池に張り出す形で配置する。  駅舎を個々に見ると、東園側は鉄骨造+鉄筋コンクリート造・高さ約9㍍の延べ床面積約500平方㍍。モノレールの思い出を継承するため駅舎内に車両の部品やモノレールの歴史を記したパネルなどを展示する。  西園側は鉄筋コンクリート造・高さ約15㍍の延べ床面積約800平方㍍。1階にフードショップやギフトショップ、2階に展望テラス、3階に乗り場を置く他、環境に配慮して屋根にソーラーパネルを設ける。  企画提案公募により泉陽興業(大阪市浪速区)の提案したシステム案を採用。設計は久米設計(江東区)が担当した。1月30日までにモノレールの解体工事を終えて、新たな乗り物を整備できるようにした。  26年度の当初予算で27~30年度を期間とする限度額54億3200万円の債務負担行為(受変電設備改修工事、整備工事、建築工事、工事監理)を設定している。