川崎市 川崎大師駅を2階建て駅舎・地下ホームに 京急大師線連立1期②区間

神奈川

連続立体交差事業に伴い地下化する川崎大師駅

 川崎市建設緑政局は、京急大師線の連続立体交差事業1期②区間で地下化する川崎大師駅の工事概要を明らかにした。2階建ての駅舎を新設し、地下に相対式のホームを設ける想定だ。環境影響評価準備書を5月10日まで公開しており、都市計画変更に向けた手続きも5月中下旬から行う。2026年度中に詳細設計や事業認可変更などの手続きを終え、27年3月ごろに1期②区間の着工を目指す。  京浜急行大師線連続立体交差事業では、終点の小島新田駅から東門前駅までの1期①区間(延長約1・2㌔)、鈴木町駅から東門前駅までの1期②区間(延長約1・2㌔)で線路を地下化し、踏切を除却する。1期①区間は24年度に完成した。  1期②区間は東門前駅と川崎大師駅を地下化する。工事に当たっては、東門前駅から川崎大師駅までと川崎大師駅から鈴木町駅までで工区を分ける。  東門前駅から川崎大師駅手前までの延長約0・7㌔は現線直下工法で施工する想定だ。  川崎大師駅から鈴木町駅直前までの延長は約0・5㌔。川崎大師駅側はボックスカルバートなど箱型の地下構造物、鈴木町駅側を掘割構造とし、地下化した線路を鈴木町駅の手前ですり付ける。鈴木町駅は地上部のままとする。  地下に移設する川崎大師駅は、鉄骨造延べ約2550平方㍍で地上部を2階建て、地下部に長さ約110㍍、幅員約8~10㍍のホームを設ける想定だ。上下線の線路を片面のホームで挟む「相対式」を採用する。  地上の改札口から地下のホームまではエスカレーターとエレベーターを設置。浸水防止設備や必要な排水量に応じた排水設備を配置する。  駅の敷地面積は約3100平方㍍。  1期②区間の工期は38年度までの約13年間を想定する。現行の線路の北側に仮線の用地をつくるため、川崎大師駅北側にある鈴木町1号線と中瀬1号線の代替路を整備。仮線と仮の駅舎・ホームを設けて線路を切り替える。開削工法で高さ約8㍍、幅員約11㍍の地下部を構築し、仮線から地下に再度線路を切り替える。仮線などは地下化後に撤去する。  川崎大師駅から京急川崎駅までは2期区間としていたが、17年度に事業を中止した。現在の都市計画は2期区間も含んでいるため、都市計画未決定状態だった鈴木町駅すり付け工事を追加し、1期区間の事業認可を変更する。