能勢町 のせ保育所を岐尼小跡地へ新築移転 DBで秋口事業者決定
大阪
能勢町は、旧岐尼小学校跡地(今西259他)へ新築移転する「のせ保育所」について、基本・実施設計と施工を一体的に発注するデザインビルド(DB)方式を採用する方向で検討を進めている。今後、指名競争入札またはプロポーザルでDB事業者を選定し、2026年度秋口に決定する。概算事業費は、既存施設の解体から新築に係る調査・設計・工事費を合わせ、約13億4000万円(解体に関するアスベスト対策費は除く)。今後の物価上昇や詳細な整備内容の決定により変動する可能性があるが、町の担当者は「概算事業費内で施設内容を検討していく」と話す。
新施設は、面積約1万5609平方㍍の広大な小学校跡地を活用することで、将来の児童数推計に基づいた最適な子育て拠点として建設する計画。
設計に当たっては、木材を多用した温かみのある平屋構造を軸とし、環境負荷を低減するZEB化の検討を進める。配置計画では、職員室から園内の全域を見渡せ、園庭にアクセスしやすい「コの字型」を採用、防犯と管理機能を強化する。
敷地の一部が土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に含まれるため、安全なエリアへの建物配置を徹底するとともに、狭い前面道路の拡幅や歩車分離といった周辺インフラを整備する。太陽光発電や自家発電設備も導入し、災害時には地域の防災拠点としての役割も担う。
町は今後、地域住民や保護者のニーズを詳細設計に反映させ、次世代を支える安全・安心な子育て拠点の実現を図る方針だ。
26年度当初予算には、移転事業費3億6257万円を計上し、28年度までの債務負担行為として1億円も設定した。
旧岐尼小学校の解体工事は一般競争入札で公告済み。着工に先立ち、旧小学校の校舎棟や体育館、プールなど計約4200平方㍍の既存施設解体撤去を順次進めていく。27年度から本体工事に着手する見通し。
