明日の星 三芳建設(荒川区) 永井 公人(ながい・ひろと)さん

東京

三芳建設 永井 公人さん

 創業70周年を迎えた三芳建設(荒川区)は、一戸建て住宅や公共施設の新築、増改築などで多くの実績を持ち、長きにわたって地域の“安全な暮らし”を守ってきた。近年では健康経営に力を入れ、社内研修に「インプロ(即興演劇)」を採用するなど、社員間の交流を促すユニークな取り組みも多い。こうした活動を「社員同士の会話が増えた」と好意的に受け止めるのは工事部に所属する永井公人さんだ。顧客に寄り添った”作り手”を目指し、奮闘する日々を過ごす。入社のきっかけや今後の目標を聞いた。  ―入社のきっかけを教えてほしい。  「幼少期から数字の計算が好きで、公認会計士を目指して商学系の高校・大学に進学したが、知人から不動産の営業で何億円もの物件に携わっていると聞き、不動産業界に心変わりしかけた。だが、知人から仕事内容を聞くうちに『作り手の立場の方が居住者のニーズをくみ取れるのでは』と疑問を抱き、一戸建てやマンションを数多く手掛ける三芳建設に入社した」  ―作り手の立場に進んだ経緯は。  「採用面接時に会社は営業職を募集していた。建設業の営業と聞くと不動産営業に近いイメージを持っていた。話が進むうちに『現場監督という仕事もある』と言われ、新しいことに挑戦したい想いが重なり、作り手としてやってみようと決意した」  ―入社当時の仕事内容を聞きたい。  「最初はカフェの外壁改修工事の現場だった。自分が入った時はほぼ完成に近く、主に清掃などのサポート的な業務だった。現場に慣れるためにも、当初は怖い印象だった職人さんたちに対して、仕事で分からないことから雑談まで積極的に話しかけた」  ―印象に残っている仕事はあるか。  「入社から2カ月後に担当した大型スーパーマーケットの外壁改修工事。高さ36㍍の大規模な足場に圧倒された。現場に携わる人数もカフェの時とは桁違いで、買い物客など周囲への気配りをかなり意識した」  ―日頃から心掛けていることは。  「誰とでも気軽にコミュニケーションを取ること。現場を円滑に回す上ではもちろん、作り手の立場として居住者にとっての“住みやすさ”や“心地良さ”を追求するために、意思疎通を図ることは不可欠だと思う」  ―健康経営の取り組みは生かされているか。  「普段関わりの少ない他部署の社員と交流し、コミュニケーション能力を養う良い機会。社員同士で健康に関する会話も増えて、自分もたばこを控えるなど体に気を遣うようになった」  ―今後の夢はあるか。  「5月から倉庫の新築工事で現場監督として独り立ちする。顧客の要望に添ったものをつくるためにも、もっと新しいことに挑戦して経験を積んでいきたい」