岡山市 卸売市場再整備基本計画策定支援企画競争最適提案者決定

岡山

現在の岡山市卸売市場全景

 岡山市は、卸売市場の将来構想に基づき卸売市場再整備基本計画策定支援業務委託の企画競争を実施した結果、三菱UFJリサーチ&コンサルティング大阪(大阪市北区)を最適提案者に決定した。応募は2者あり、同社の審査結果点数は89・8点で、次席は79・7点だった。今後、契約締結を行い、調査検討に取り組み、2027年度末までの2年間で基本計画を策定する予定。同市では、中長期計画を基本にした基本計画策定後は、より具体的な実施計画を進め、市場全体の再整備を推進する方針。  卸売市場は、1962年に開設された後、83年に現在の岡山市南区市場1ノ1の敷地約19万3854平方㍍に移転開設。今日に至るまで施設の老朽化や時代のニーズに合致する施設整備を図りつつ、近年は2022年3月に「卸売市場個別施設計画」を策定、26建物(中央卸売市場21建物・花き地方卸売市場5建物)の耐震基準や老朽度調査に基づき個別施設を整備してきた。  24年7月には「岡山市場未来会議」を発足させ、25年9月に中長期の「岡山市卸売市場将来構想」をまとめ、施設老朽化改善とともに10年・20年程度先の将来像を見据えた社会ニーズにマッチし競争力ある卸売市場全体の再整備に取り組む運びとなった。  この将来構想では、将来の需要予測などを基に青果・水産・花きの取り組み方針などもまとめ、市場全体の移転や、部門別市場やサテライト拠点整備、転配送機能強化など高速道路利活用に適した立地検討などが盛り込まれている。  基本計画策定業務内容には、これらの経緯や構想を基に、現状・課題の整理、施設整備計画作成、整備・運営手法の検討、余剰地活用方策の検討、市場関係者との協議・会議運営などの支援が含まれ、卸売市場の将来構想でまとめられた中長期の基本計画を策定する。  実際に整備に着手するまでには、より詳細な実施計画や設計などにも取り組む必要があり、今回まとめる基本計画がそれらの方向性や具体性を示すものとなり、卸売市場の再整備が、優先順位なども考慮し順次動き出すことになる。