嶋﨑勝昭氏(しまさき・かつあき=日本林業土木連合協会会長)
四国
嶋﨑勝 昭氏
2月17日の定時総会で日本林業土木連合協会(林土連)会長に就任した。それまでは理事を務めていた。さらに地元の四国林業土木協会会長も務めている。会長就任を「責任重大だ」と語り、その上で「気候変動による災害や南海トラフ地震の津波に備え、緑の国土強靱化の予算確保と林業再生に向けた取り組みに全力を注ぎたい」と抱負を語る。
森林土木の予算は国土強靱化もあり、ここ数年横ばいだが、それ以上に人件費や資材費などが高騰しているため実質的に目減りしているのが現状だ。今までも林土連として予算要望は進めてきたし、会員の期待も大きい。「国も補正予算で補ってはいるが、当初予算にしっかりした形で盛り込んでもらいたい」と思いを述べる。
林業再生に取り組んでいるが、地域間の温度差は今だにある。「その中でわれわれが貢献できるのは林道事業、路網整備。しかし予算が不足しているのが現実だ」。緑の国土強靱化も進んでいるが、「山地崩壊対策などの治山事業や路網整備に対する予算も合わせて盛り込んでもらえるよう要望していきたい」と意気込みを語る。
「中山間地域の疲弊は全国的な問題だ。林業が再生され、そこに雇用が戻ってくるのが一番だが現実的には難しい」。森林土木も利益が出にくいことが課題で、適正な利益が確保できるよう積算の見直しも急務だ。「選ばれる森林土木と言われ、地域を支える事業にしなければ未来は切り開けない」と強調する。
【略歴】1984年早稲田大学理工学部土木工学科卒業。同年ハザマ(現・安藤ハザマ)入社。92年晃立専務取締役、96年社長就任。2000年5月高知県建設業協会理事、22年同協会副会長。24年5月四国林業土木協会会長。66歳。高知県佐川町出身。
