メトロ 有楽町線、南北線延伸 シールドTN工5件を発注
東京
東京メトロは2026年度に有楽町線と南北線の延伸に伴うシールドトンネル工事を発注する。有楽町線が4件(4工区)、南北線が1件(1工区)の計5件。それぞれ土木の競争参加有資格者を対象とした一般競争入札で第3四半期に施工者を決める予定だ。
有楽町線と南北線の延伸は22年3月に国土交通省から鉄道事業の許可を得た。このうち有楽町線の延伸は豊洲~住吉間(江東区)の建設延長4・8㌔、総建設費約2690億円。豊洲側から▽枝川▽東陽町▽千石―の中間駅3駅(いずれも仮称)を開削工法で設けるとともに、軌道の複線シールドトンネル(外径約10㍍)と単線シールドトンネル(外径約7㍍)を造るなどして起・終点を含む駅間を結ぶ。別途、約296億円をかけて豊洲駅に改良を施す。
一方、南北線の延伸は品川~白金高輪間(港区)の建設延長2・5㌔、総建設費約1310億円。JRなどの品川駅の近くを走る国道15号の地下に開削工法で南北線の品川駅などを造り、そこから一部が土かぶり約45~53㍍の大深度になる軌道の複線シールドトンネル(外径約10㍍)を掘り進める。また、白金高輪方面の目黒通りの地下にも開削トンネルなどを造り、軌道のシールドトンネルと既設の南北線折り返し施設をつなげる。
いずれも24年11月に着工した。ともに30年代半ばの開業を目指している。
26年度に発注するシールドトンネル工事を路線ごとに見ると、有楽町線の延伸は豊洲工区(豊洲~枝川駅間)、塩浜工区(枝川~東陽町駅間)、東陽工区(東陽町~千石駅間)、千田工区(千石~住吉駅間)の4件。豊洲、塩浜、東陽の3工区で複線シールドトンネル1本、千田工区で単線シールドトンネル2本をそれぞれ工期94カ月で築造する。
シールドマシンを発進・到達させる駅部などの工事は▽豊洲換気室工区(豊洲工区の到達)=三井住友建設・アイサワ工業JV▽枝川工区(豊洲工区と塩浜工区の発進)=前田・西松JV▽東陽町工区(塩浜工区と千石工区の到達)=大成・竹中土木JV▽千石工区(東陽工区と千田工区の発進)=佐藤・岩田地崎・森本JV―が施工に当たっている。
また、南北線の延伸は高輪工区の1件。駅間の複線シールドトンネル1本を工期84カ月で築造する。シールドマシンを発進・到達させる駅部などの工事は品川工区(品川側、発進)を鹿島・鉄建・京急JV、白金工区(白金高輪側、到達)を鴻池・京王JVが担当している。
