上大岡C北地区再開発 27年度初頭にも都市計画提案
神奈川
完成イメージ 。最高高さは179㍍
【横浜】上大岡C北地区市街地再開発準備組合は、2027年度初頭にも同地区第1種市街地再開発事業に関わる都市再生特別地区提案をまとめる。横浜市の都市計画審議会に諮り、27年度中に都市計画決定を受けることを目指す。順調ならば28年度に組合設立認可、29年度に権利変換計画認可を取得。30年度の着工、34年度の工事完了を見込む。
事業区域は横浜市港南区上大岡西1丁目の約1㌶。京急本線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる上大岡駅の駅前にあり、「富士ショッピングセンター」をはじめとした店舗ビルが集まる。権利者は18人。建物の老朽化や木密、歩行者用道路の狭さが課題となっていることから、建物の共同化により土地の有効利用を図り、安全なまちづくりを目指す。
市街地再開発事業が完了した周辺3地区も含め、02年に用途規制や容積率制限、斜線規制、日影規制などの適用除外となる都市再生緊急整備地域に指定されていた。
新築する建物の規模は地下2階地上43階建て延べ7万9230平方㍍(容積対象延べ床面積6万0610平方㍍)。塔屋なども含めた最高高さは179㍍となり、上大岡駅周辺で最も高い「ミオカ」(最高高さ128㍍)を約50㍍上回る。
地下1階~地上3階の低層部には店舗や文化施設を誘致。地下1階で上大岡駅、地上2階で「リスト館」、3階で「カミオ」と接続し、周辺の各施設との回遊性を高める。また、商店街「パサージュ上大岡」と隣接する部分には吹き抜け空間を設け、立体広場を整備する。
4~39階には約595戸の共同住宅や電気室などを配置。最上階には展望テラスを設け、イベントに合わせて市民に開放する。駐車場計画によると、共同住宅用のタワーパーキング(144台)と地下2階の自走式駐車場(143台)、地上の荷さばき駐車場(6台)を確保する。
この他、施行区域に接面する道路を整備する。東側にある鎌倉街道で26㍍から30㍍、西側の旧鎌倉街道で6・5㍍から7・5㍍、北側の中央通りで7㍍から9㍍に幅員を拡幅することで、安全な歩行者空間を確保する考え。
工事では、2年程度で既存建物の解体を実施。その後、躯体や仕上げ、外構などの工事を3年程度で完了する予定だ。
事業協力者として京浜急行電鉄(横浜市西区)と大林組(東京都港区)が参画。施設計画の検討業務は山下設計(東京都中央区)が担当する。
