名古屋市のオフィス空室率 4カ月連続低下で3・03%に
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オフィス仲介大手の三幸エステート(東京都中央区)の調査によると、名古屋市の2026年3月度の賃貸オフィス空室率は、前月比0・08ポイント減の3・03%。4カ月連続の低下で、20年6月以来の2%台が目前となった。主要エリア別では、「名駅」が1・9%と、20年3月以来の1%台となっており、活発なオフィス需要が続く中で新築・築浅の品薄感が強まっている。
テナント退去前の募集床を含めた潜在空室率も、前月比0・06ポイント減の4・92%に低下。前々月までの横ばい傾向から、低下傾向が強まっている。主要エリアの新築・築浅ビルを中心に、館内増床やビルグレード改善目的の移転が進んでいるようだ。
主要エリア別では、前月まで2カ月連続で2・0%だった「名駅」が、0・1ポイント減となり1・9%。「栄」は0・1ポイント増で3%となった。1月から0・3ポイント減、0・4ポイント減と大きく低下してきた「伏見」は、今回も0・4ポイント減となり3・7%。25年11月の5%から1・3ポイントの低下で、空室率低下を象徴するエリアとなっている。
ビルの規模別の空室率は、大規模ビル(1フロア200坪以上)が0・1ポイント減の1・8%。大型ビル(100坪以上200坪未満)は、増減なく4%。中型ビル(50坪以上100坪未満)は、0・1ポイント減の4・1%となった。
募集面積は、前月から3235坪減少し、10万4722坪。1坪当たりの募集賃料は、前月から44円増の1万2913円となり、7カ月連続の上昇となった。
三幸エステートの妹尾哲也支店長は、今年竣工予定の大規模ビルについて「おおむね順調にテナント誘致が進んでいる」とした上で「27年竣工予定のビルでもテナントの内定が進み、需要の先取りが見られる」としている。
