横浜市 山下公園を改修 道路側の整備を6月までに発注、海側は27年度以降

神奈川

山下公園を改修し、より滞在しやすい公園に(水際線まちづくりコンセプトプランより)

 横浜市みどり環境局は、「水際線まちづくりコンセプトプラン」に基づいた山下公園の整備を実施するため、実施設計をスタジオ・ゲンクマガイ(横浜市中区)に委託した。履行期限は2027年3月31日まで。設計では山下公園の海側の改修内容を詰め、27年度以降に工事を行う。6月までに山下公園通り側の整備工事も発注する予定だ。  「水際線まちづくりコンセプトプラン」は、臨港パークと山下公園をつなぐ約5㌔の「水際線」のまちづくりについて整備の方向性を定めたもの。海や緑、夜景を楽しみながら移動できる設備や、公共空間を活用したイベントを開催しやすい環境を整える方針だ。  山下公園では、多様な過ごし方ができる空間へのアップグレードを目指す。山下公園通りのイチョウ並木や街並みとの一体感をつくるため、道路側に公園入口や園路を増設する。入口はバリアフリー化し、既存の入口と舗装の素材を揃える。  現状は園内から車道が見えないように植え込みを配置しているが、外周柵をフラットバーにすることで園内の見通しを良くし、滞在しやすい空間とする。外周柵は山下公園通り沿いのガス灯の意匠を踏襲。日本大通りの外周柵のように座って休憩できる設備としても活用する想定だ。  木陰の中で座れるようベンチや縁台も配置する。座面は擬木を使用し、柱は山下公園通り沿いにある国指定登録記念物の既存石柱の意匠を引き継ぐ。  園内の海沿いのエリアでは、老朽化した2人掛けのベンチを更新し、大型ベンチを設置するなどの拡充を図る。ベンチの意匠は新たな舗装のデザインと合わせ、水辺の景観をより洗練させたい考え。具体的な整備内容を設計内で立案する。  6月までに「山下公園一部施設改良工事(その2)」を発注し、25年度に続いて山下公園通り側の改修を実施する。海側の工事は27年度以降となる予定。コンセプトプランに基づく山下公園の整備の完了時期に関しても、今回の委託で検討する。