横浜市 磯子検認所の移転整備でPFI 6月に実施方針

神奈川

移転整備する磯子検認所(横浜市資料より)

 横浜市資源循環局は、旧磯子工場内にある磯子検認所の移転整備について、6月にPFIの実施方針を公表する。同月中~下旬には希望者を対象とした現地見学会も開催する予定だ。既存施設の改修・維持管理を民間事業者に委託するPFI(RO)方式の導入を考えており、2027年度の契約締結、28~29年度の工事、30年度の稼働開始を目指す。  磯子検認所(磯子区新磯子町38)は、下水道の未整備地区から収集したし尿を前処理し、隣接する南部水再生センターに圧送する施設。旧磯子工場(鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下3階地上5階建て延べ7409平方㍍)の建物の一部を利用し、1991年から稼働している。  建設から57年、検認所の使用開始からも35年が経過。老朽化が進んでいることから、ごみ焼却施設の金沢工場(金沢区幸浦2ノ7ノ1)に機能移転する。金沢工場の使っていない灰溶解設備を撤去し、移転場所を確保。整備費用の削減を図る。  移転に伴い、施設のダウンサイジングも行う考えだ。新施設の計画処理量は1日110㌔㍑で、想定最大搬入量は1日220㌔㍑。  既存の磯子検認所には、し尿を受け入れる水槽や、大きなごみを取り除くスクリーン、小さな固形物と汚水を分離する脱水機、水再生センターに汚水を送る圧送ポンプなどの設備がある。  施設移転後の跡地については、利活用を検討している。2026年度に測量などの調査を実施し、活用できる範囲を確認する。  旧磯子工場の面積は約1万平方㍍。用途地域は工業専用地域で、建ぺい率が60%、容積率は200%。