木曽上 2026年度事業概要を公表 当初事業費は3%増の89億

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 国土交通省木曽川上流河川事務所は、2026年度事業概要を公表した。業務取扱費を除く当初事業費は、25年度当初から3%増の89億4940万円となった。長良川遊水池事業や、木曽川上流特定構造物改築事業(新水門排水機場)を引き続き推進する。  事業費の内訳は、河川整備事業のうち、河川改修費(特定構造物改築事業費を含む)が6%増の34億0262万円となった他、河川維持修繕費は3%減の34億5970万円、河川工作物関連応急対策が62%増の5億2700万円。  また、都市水環境整備事業の総合水系環境整備は17%増の3億3550万円。公園事業は、国営公園整備費が68%減の7191万円、国営公園維持管理は5%増の11億5266万円となった。  河川改修事業を河川ごとに見ると、木曽川では、木曽川起・小信中島地区堤防改築事業として、一宮市小信中島で堤防整備を行う。 長良川では、美濃市と関市池尻(右岸)の遊水池整備を推進する他、支川の伊自良川で樹木の伐開などを計画している。犀川では、遊水池整備に伴う五六川付け替えや河道掘削などを行う。  揖斐川本川と支川牧田川では、洪水を安全に流下させるために、河道掘削や堤防整備などを実施。新水門川では、牧田川左岸堤防の整備と一体的に木曽川上流特定構造物改築事業(新水門川排水機場)を推進する。  維持修繕事業では、老朽化や現行の構造基準に合わないポンプやゲートの機能改善、堤防法面や護岸の補修、河川内樹木の伐開などを行う。  環境整備事業では、木曽川と揖斐川で希少な動植物の生息、生育、繁殖の場となるワンドの環境整備を推進。長良川では、ぎふ長良川鵜飼かわまちづくり計画に合わせて、岐阜市忠節の右岸で親水護岸を整備する。また、25年度に登録された「木曽川中流域自転車で繋ぐかわまちづくり計画」「犬山市かわまちづくり計画」「一之宮西部地区かわまちづくり計画」に基づき、流域の魅力向上に向けた取り組みを関係自治体と連携して実施する。  公園事業では、桜堤サブセンター(羽島市)堤内地のエリアについて、開園後の維持管理を見据えた計画を検討する他、ワイルドネイチャープラザ(稲沢市)で園内施設の改修を実施。河川環境楽園(各務原市)や138タワーパーク(一宮市)、フラワーパーク江南(江南市)で園内施設や管理施設の修繕を計画している。