2026年日本建築学会賞 屋島山上PJに作品賞

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金沢美術工芸大学

 日本建築学会(小野田泰明会長)は、2026年の日本建築学会賞の受賞者を決定した。作品部門では、65作品の中から「屋島山上プロジェクト」(高松市)と「霞ケ浦どうぶつとみんなのいえ」(茨城県行方市)、「金沢美術工芸大学」(金沢市)の3作品を選んだ。  屋島山上プロジェクトでは、SUOの周防貴之氏が交流拠点施設「やしまーる」の新築と、隣接する民間茶屋「れいがん茶屋」の改修を手掛けた。ガラス・構造躯体の納め方、施工クリアランスの取り方だけでなく、設計者の思いや意図が施工者に伝達されている点が評価された。  霞ケ浦どうぶつとみんなのいえは、髙橋一平建築事務所の髙橋一平氏が設計。科学館だったポストモダン建築を増改築して、動物たちの空間に転用するプロジェクト自体が「新たな建築の可能性を示唆する」と評価された。  金沢美術工芸大学は、SALHAUSの日野雅司氏、カワグチテイ建築計画の川口有子氏、仲建築設計スタジオの仲俊治氏が手掛けた。共通工房や、金沢の伝統的な街路に見られる「広見」を参照したプラザなどが評価された。  また、技術部門で2件、論文部門で10件、業績部門で4件を選んだ。  この他、26年の日本建築学会大賞には、北海道大学の石山祐二名誉教授、東京都江戸東京博物館館長も務める東京大学の藤森照信名誉教授、九州大学の渡邊俊行名誉教授の3人が選ばれた。