三菱地所 東京都心でトランクルーム開発
東京
「キーピット池上・久が原」
三菱地所(千代田区)は、トランクルーム事業を首都圏で展開する。千代田区、港区、中央区、渋谷区など都心部を中心に、延べ100~300坪程度の施設を年間2~3棟開発する。設計・施工者は物件ごとに選定する。整備手法は新築に加え、既存建物のリノベーションも組み合わせる方針。
第1号案件として「キーピット池上・久が原」(大田区池上3ノ4ノ1)を整備し、3月19日に開業した。トランクルームの開発事業者パルマ(千代田区)と共同で開発し、同社が運営する。設計・施工はトランクシステム工業(中央区)が担当した。安定稼働後は投資家への売却も検討する。
規模は鉄骨造7階建て延べ890平方㍍。東急池上線池上駅から徒歩9分、国道1号沿いに立地する。収納スペースは0・6帖のロッカータイプから約7帖までと多様なタイプを設ける。室数は203室。空調・除湿設備を各フロアに完備し、衣類や書籍なども安心して保管できる環境を整えた。
内装は白を基調とした明るい空間とした。良品計画のインテリアアドバイザー監修によるモデルルームを設け、利用イメージを具体的に示す。利用者専用の駐車場も2台分整備する。
三菱地所は、住宅のコンパクト化やテレワークの拡大、防災意識の高まりによる備蓄品の分散保管ニーズを背景に、セルフストレージを「生活を支えるインフラ」と位置付ける。国内市場は拡大傾向にあるものの、アメリカなど海外と比べ普及率が低く、成長余地が大きいと見ている。
