三菱地所 上瀬谷の次世代テーマパーク、概要明らかに アセス手続き開始

神奈川

計画区域のゾーニング。無料でも楽しめるエリアを備える(配慮書より)

 三菱地所(東京都千代田区)が横浜市のGREEN×EXPO2027会場跡地で開発する次世代型テーマパークの概要が明らかになった。4月15日に縦覧を開始した環境影響評価計画段階配慮書の中で、事業コンセプトやゾーニングを提示。敷地面積51㌶を活用した「ワールドクラスのテーマパーク」を核に、商業施設や、空港・主要ターミナル駅からのバスターミナルの整備などのまちづくりを計画。博覧会が終了した後の28年以降に工事に着手する予定で、30年代前半の開業を目標とする。事業期間は50年以上。  「旧上瀬谷通信施設観光・賑わい地区開発事業」として、計画段階配慮書をまとめた。  それによると、計画区域は①テーマパークゾーン(敷地面積5万1400平方㍍)②(仮称)上瀬谷ターミナルの駅前ゾーン(7万平方㍍)③公園隣接ゾーン(6万5500平方㍍)④環4西ゾーン(5万7000平方㍍)―で構成。この他、駐車場台数4500台程度、駐輪台数450台程度を確保する。開場時の総来場者は年間で1200万人を見込み、段階的に年間1500万人以上を目指す。  ゾーンごとの計画をみると、テーマパークゾーンにはジャパンコンテンツと最先端のジャパンテクノロジーを活用した次世代型テーマパークを導入するという。  駅前ゾーンにはテーマパークのグッズショップやコンビニ、ドラッグストアなど、来街者の利便性向上につながるテナントを誘致する。併せて、カフェやレストランといった市民と地域住民が日常的に利用できる店舗を集積した商業施設を設ける。  公園隣接ゾーンでは、横浜市が整備する公園との結節点となることや、GREEN×EXPO2027の会場跡地であることを踏まえ、新しいライフスタイルを提案する自然をコンセプトとした商業施設を導入する。  環4西ゾーンについては、空港や主要ターミナル駅からのバス路線を受け止めるバスターミナルなどを整備して、広域からのアクセスを強化。また、将来の開発用地も確保する。  テーマパークのエリア拡張やホテルをはじめとした新しい機能の導入などを段階的に進め、集客の維持・向上を図る計画だ。   *  *  *  旧上瀬谷通信施設地区は、横浜市の北西部(瀬谷区・旭区)に位置する米軍施設の跡地。27年3~9月にGREEN×EXPO2027の会場として利用する。その後は「農業振興地区」と「観光・賑わい地区」「物流地区」「防災・公園地区」に分けて活用する方針。このうち「観光・賑わい地区」の事業予定者として、23年9月に三菱地所が選定された経緯がある。  この他、市による新しい交通(上瀬谷ターミナル)やインターチェンジの整備に向けた計画などが進んでおり、各地区と連携しながら新しい活性化拠点の形成に取り組む。