神奈川生コン協同組合 27年1月に5000円以上の値上げへ

神奈川
 神奈川生コンクリート協同組合(大久保健理事長)は、2027年1月契約分から生コンの販売価格を引き上げる方針を固めた。値上げ幅は5000円以上となる。25年1月の改定時は3000円だったが、セメントや骨材の高騰に加え、トラックドライバーの働き方改革に伴う輸送コストの上昇も重なり値上げ幅が拡大した形だ。早ければ5月中にも改定内容を決定する。  同協組は横浜市全域と川崎市川崎区・幸区を販売区域として年間約100万立方㍍の生コンを出荷する。大久保理事長=写真=は「原料価格や輸送運賃が想定を超えて上がっており、コストが下がる材料が見えないのが現状だ。供給能力を維持するためには値上げはやむを得ない」と述べるとともに、中東情勢を踏まえ「今後は燃料費高騰の影響が出てくるのではないか」と危機感を示す。  建設物価調査会の資材価格動向によるとセメント価格(東京)は1㌧当たり1万8000円。ここ5年間で約1・6倍となっている。また、骨材については「想定以上」(大久保理事長)の価格改定の通知があったという。  さらに、24年4月から運輸業で残業規制が適用されたのをはじめ働き方改革が進み、トラックドライバーが不足。ミキサー車やダンプ車の輸送運賃が上がっている。  大久保理事長は「需要家に迷惑をかけないように価格改定の情報はできるだけ早く公表する」としている。