防医大整備PFI 34年3月までに新病棟建設 防衛省が実施方針

東京

防医大の敷地西側が事業範囲

 防衛省は、PFI手法による防衛医科大学校(防医大、埼玉県所沢市)の病院整備事業に関する実施方針をまとめた。事業者を決める総合評価一般競争入札を5月中旬に公告し、複数の企業で構成するグループから7月まで参加申請書などを受け付ける。2段階審査を進め、12月下旬を期限に入札書類を提出してもらい、2027年2月に落札者を選定・公表する。27年3月に基本協定と事業契約を締結し、34年3月までに完成させてもらう。4月24日まで実施方針への意見を受け付けている。  防衛医科大学校は埼玉県所沢市並木3ノ2に立地し、病院地区の敷地面積は約7万平方㍍。16の診療科と18の中央診療施設で800床を備え、特定機能病院に指定されている。1977年12月に開院した。  中央診療施設の老朽化や、施設の分散配置による非効率な病院運営といった課題への対応に加え、自衛隊医官・看護官などの戦傷医療対処能力を向上させることを目的に、新病院棟を整備して機能強化を図る。  新病院棟は病院地区の駐車場エリアに延べ床面積7万9000平方㍍程度で建設。主体構造を免震構造とし、エネルギー消費性能は「ZEB Ready」相当以上の達成を目指す。入院規模600床、1日当たり外来規模1200人程度を想定する。  併せて、▽構内通路▽身障者用駐車場▽仮設駐車場▽仮設哨所▽仮設門扉▽仮設フェンス▽仮設駐輪場▽仮設バイク置き場―なども整備。将来的には連絡通路を設けて防医大側と接続させる。  入札には、設計・建設・工事監理で構成するグループで参加してもらい、各業務を兼任することも可能。代表企業は建築一式工事の競争参加資格者で、経営事項評価数値1200点以上が条件になる。また、構成員の場合は、建築一式工事が1100点以上、土木一式が990点以上、電気工事と管工事、電気通信工事の3業種が870点以上としている。  導入可能性調査とアドバイザリー業務は、パシフィックコンサルタンツ、現代建築研究所、システム環境研究所、ケイエム構造設計、都志デザイン、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業が手掛けた。これらの会社は入札に参加することはできない。