新城市 湯谷温泉街活性化基本構想を公表

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現在の鳳来ゆ~ゆ~ありいな

 新城市は、湯谷温泉街活性化基本構想を公表した。基本構想内で示したロードマップでは、今後3年間で、マスタープラン、グランドデザインの策定、6年間で、木質バイオマスボイラーへの完全移行、10年間で、電気、ガス、水道など基幹インフラの更新完了を目指すとした。活性化のコンセプトは「奥三河の聖地で整う、現代の湯治郷」。  基本構想で検討の対象となった施設は、同温泉の加温施設と配湯施設、鳳来ゆ~ゆ~ありいなの3施設。加温施設、配湯施設に関しては、温泉街の旅館なども使用しており、廃止を検討しない。  加温施設のボイラーは2019年に整備された。ボイラーは10年から15年で更新が必要とされている。配湯管延長1411㍍は1986年に整備され、40年が経過しており、ともに老朽化が問題となっている。  市は、加温施設、配湯施設について「現状維持」「民間活力の活用」「完全民間移譲」「受湯方法の代替(配湯方式等)」の四つの更新方法を示した。現状維持の場合、施設更新における概算事業費は4億3000万円以上とした。  鳳来ゆ~ゆ~ありいなは、整備から約35年が経過しており、調査結果では、外壁部、金属屋根、電気設備などに劣化が発生している。早期に大規模修繕計画を策定し、改修工事を行うことが必要になっている。  同施設に対して「現状維持」「完全民間移譲」「一部廃止(利用用途の変更含む)」「廃止」の四つの在り方を示しており、現状維持案では、更新などの総事業費に約9億1000万円の投資が必要になるとした。  その他、廃止案では、諸設備の取り壊しなどに、2億3000万円の事業費を想定した。  今後策定するマスタープランでは、それぞれの施設について、今後の維持管理の方針を示す予定。地域組織、市、コンサルなど3者で方針を定めるとした。  ゆ~ゆ~ありいなの規模は、鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ2359平方㍍。温泉施設の他にトレーニングルームや温水プールなどの機能も備えている。所在地は能登瀬壱輪23ノ1。  活性化基本構想は早川都市計画(豊田市)が担当した。