電通大 官民連携の改築整備へ方針 共創進化スマートビレッジ

東京
 電気通信大学は官民連携手法で「共創進化スマートビレッジ(仮称)」の改築整備を進めるための実施方針を策定した。調布キャンパス内の国際交流会館や学内保育施設などをPFIで集約・複合化するとともに、空いたエリアに定期借地権を設定して民間施設の整備を可能にする。6月上旬にPFI法に基づく特定事業に選定した上で、公募型プロポーザル方式による事業者選定手続きをスタート。7月上旬に応募表明書などを、10月上旬に提案書をそれぞれ受け付けるなどして10月下旬に優先交渉権者を決める考え。2027年2月下旬に契約を結んで施設整備を始めてもらう予定だ。  「共創進化スマートビレッジ(仮称)」の改築整備はキャンパスマスタープラン(23年3月)に掲げるリーディングプロジェクト。調布キャンパス東地区(調布市調布ケ丘1ノ5ノ1)の北端に立つ▽国際交流会館(外国人宿舎など)▽学内保育施設▽課外活動共用施設(サークル部室)―などと、同西地区(調布市富士見町2ノ11ノ3)の北東端にある「五思寮」(学生寮)を集約・複合化して一体的に改築整備する他、民間施設を積極的に導入するとしている。  官民連携手法の導入可能性調査やアドバイザリー業務を佐藤総合計画(墨田区)に委託して検討を進めていた。  PFIの計画地は西地区内の面積2702平方㍍で、電通大が使う国際交流施設(単身47室、国際交流スペース)と保育施設、課外活動共用施設の整備が必須。他に、電通大が使う▽国際交流施設(単身92室、夫婦11室)▽国際教育センター▽国際課―や、事業者によるサービス提供施設を任意に設置できるとした。BTO方式で施設整備と供用開始後20~40年間の維持管理・運営を任せる。  一方、定期借地権を設定して民間施設の整備を可能にするエリアは東地区内の面積5830平方㍍。スマートホスピタル、学習塾、エクステンションセンター、住居系施設などを例示しつつ、電通大と事業者が共同で利用できる施設の設置を条件付けて提案を求める。BOO方式で施設整備と供用開始後40~70年間の維持管理・運営を行ってもらう。  プロポへの参加要件は単独の企業または複数企業のグループ。PFIに関しては、業務ごとに▽設計、工事監理=設計・コンサルティング▽建設=建築一式1200点以上、電気1100点以上、管1100点以上▽維持管理=役務の提供等A~C(関東・甲信越地域)―などの競争参加有資格者とする。  なお、電通大は先行して調布キャンパスの「共創進化棟(仮称)」の整備運営をPFIで進める予定でいたが、事業者を決める25年度の総合評価一般競争入札が不調に終わっていた。