大成建設 若手社員らが設計作品展

東京

社内食堂のリニューアル事例など紹介している

 大成建設(新宿区)は、新宿駅西口広場イベントコーナーで「設計作品展2026―建築の“まえ”と“あと”―」を開いた。同社が設計・施工に携わり、2025年度に完成した優秀作品15件を展示するとともに、設計段階のスケッチや構想資料、模型、映像などを通じて建築が完成するまでの過程を紹介した。  会場全体は「前と後」のテーマに沿って構成。何もない敷地に線を引き、図面を重ねて建築を生み出す設計行為を、糸や布素材で表現した。光の反射や見え方にも配慮するなど、細部までこだわった。  スマートフォンを活用した参加型の仕掛けも新たに導入した。  会場中央部では、設計本部創設101周年を迎えることを踏まえ、「次の100年を考える設計」をテーマに、社内食堂のリニューアル事例などを紹介。働き方や心理面に着目した空間設計として、利用者同士の視線の交わり方や会話のしやすさ、集中しやすい距離感など、人の行動や心理に配慮したレイアウトづくりを示した。  埼玉県幸手市の「大成建設グループ次世代技術研究所」では、桜並木をモチーフにしたファサードを採用した事例を紹介。ファサードを構成する部材の一部は構造材としても機能しており、デザイン性と構造性能を両立している。  展示会場の企画・空間設計は、設計本部の入社5年目までの若手社員が担当。作品展に携わった社員は、「企業理念の『自由闊達(かったつ)』が作品展でも生かされている」と話していた。