三菱地所レジ 木造老人ホームの構造見学会開く
東京
大きな開口部の確保に構造検証を重ねた
三菱地所レジデンスは、建設中の木造介護付き有料老人ホーム「チャームプレミア桜新町」の構造見学会を開いた。木造の開発は同社初で、11月末の完成、27年1月の開業を予定している。
規模は木造3階建て延べ3368平方㍍。入居室数は62(定員72人)。施工は谷津建設が担当しており、現在は屋上の防水、外壁の耐火被覆、石こうボード張りを実施している。
三菱地所レジデンスはこれまで約50棟の有料老人ホームを開発しており、大半が鉄筋コンクリート造。同社執行役員投資アセット企画開発部長の渡辺昌之氏は、木造で建築する理由について「高齢者が長く穏やかに過ごす施設として、木のぬくもりを感じられる建物にした かった」と話す。環境負荷の低減や、国産材の活用も後押しになったという。
施設はツーバイフォー工法を採用。居室部分は壁の配置がしやすい一方、1階エントランスや食堂など共用部では大空間と開放感が求められるため、壁量を抑えながら大きい梁や柱を配置して工夫した。大きな開口部の確保にも構造的な検証を重ね、木造でも明るく広がりのある空間を実現した。
木材の使用量は912立方㍍で、うち国産材が約半分を占める。
完成後は、三菱UFJ信託銀行を受託者とする信託受益権も視野に入れる。木造建築を投資対象として流通させるモデルケースを展開する方針。
運営はチャーム・ケア・コーポレーションが担う。設計はIAO竹田設計が担当した。
